『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』@<トッド・ヘインズ>監督
9月
30日
本作は、実在の弁護士<ロブ・ビロット>と巨大企業の十数年にもわたる闘いを題材とした社会派ドラマです。
1998年、米オハイオ州の名門法律事務所で働く「ロブ」はウエストバージニア州パーカーズバーグの農場経営者から、大手化学メーカー・デュポン社の工場廃棄物にまつわる調査依頼を受けます。やがて「ロブ」はデュポン社が発がん性物質の危険性を40年間も隠蔽してきた事実に気付き、7万人の住民を原告団とする集団訴訟に踏み切るも、巨大企業との法廷闘争が彼を窮地に陥れていきます。
2016年1月、『The New York Times』紙に掲載された「ロブ」に関する記事を読み、環境活動家でもある<マーク・ラファロ>は映画化を企画。本人への取材を行うなど入念に役作りして自ら「ロブ」を演じています。
「ロブ」の最大の理解者である妻「サラ」に<アン・ハサウェイ>、「ロブ」の上司「タープ」に<ティム・ロビンス>が扮したほか、<ビル・キャンプ>、<ヴィクター・ガーバー>、<ビル・プルマン>も出演しています。監督の<トッド・ヘインズ>は、<マーク・ラファロ>から直々の依頼を快諾して撮影に臨んでいます。