2日、中国でメディアを管理する国家ラジオテレビ総局は「低俗で下品な」娯楽作品を排除するとして、アイドル育成番組などの放送を禁じる「通知」を出しています。
「通知」では、「芸能人の違法行為、道徳違反や、ファンコミュニティーの混乱などの問題を厳しく取り締まるため」として、「違法行為、道徳違反を行った者を排除する」「再生回数至上論に断固反対する」「みだりな娯楽化を断固排斥する」「高額のギャラに断固反対する」「業界人の管理を強化する」「専門的で権威ある文芸評論を展開する」など、8項目を掲げています。
「道徳の欠落」した芸能人を取り締まり、共産党や国を愛する人物を重視するよう指示。業界への規制や思想統制を強める方針を示しています。
「通知」は全国の地方当局に向けて出されています。オーディション番組の投票システムを厳しく管理し、人気ランキングなどでファンの消費をあおる行為を禁じるよう要求。番組出演者を選ぶ際は「政治素養」をチェックし、党や国から「心が離れている」人物は起用しないよう指示しています。
また、ブロマンス人気などで最近話題の「娘炮(女性っぽい男性)」を「奇形の美意識」であると断じ、「断固として根絶する」としています。「娘炮」をめぐっては、先月28日、中国共産党中央委員会傘下の日刊紙『光明日報』が厳しく批判する記事を掲載しています。
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