日経平均株価(8月26日)@終値2万7742円29銭
8月
26日
買いがやや優勢の市場でした。ただ、国内経済の停滞感や、27日の<パウエル>米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前にした様子見ムードから積極的な売買を手控える投資家が多く、前日の米株式相場の上昇を支えに朝方に100円程度上昇した後は上値余地が広がらず推移しています。
半導体関連の一角に買いが入り平均株価相場を支えています。空運や鉄道などには新型コロナウイルスのワクチン普及期待を先取りした買いも入った。軟調に推移した香港ハンセン指数や上海総合指数と比べると日経平均は底堅さが感じられます。
米国での27日の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、テーパリング(量的金融緩和の縮小)開始の時期などを見極めようとする投資家は多く、国内経済の停滞感が長期化するという懸念もあり、取引時間中は小幅安で推移する場面も見受けられました。午後に入ると相場は膠着感を強め値動きは小幅で、引けにかけて少しばかり値を上げています。