『アウシュビッツ・レポート』@<ペテル・べブヤク>監督
7月
26日
第2次世界大戦中の1944年、ユダヤ人が収監されたアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で、過酷な労働を強いられて殺害される人々の遺体記録係をしているスロバキア人の「アルフレート」は、ナチスドイツによる、その残虐な行為の証拠を持ち出し、有力者に届けるために脱走を企てます。協力した仲間たちは「正直に話せば全員宿舎に戻れるんだぞ」と執拗に拷問されますが、「アルフレート」たちはホロコーストの真実を世界に伝えるため国境を目指します。
奇跡的に救出された2人は、赤十字職員にアウシュビッツの実態を告白し、レポートとして提出するのですが。
脱走する2人を『オフィーリア 奪われた王国』の<ノエル・ツツォル>、新人の<ペテル・オンドレイチカ>が演じるほか、2人を救済する赤十字職員役を『ハムナプトラ』シリーズの<ジョン・ハナー>が演じています。監督は、<ペテル・べブヤク>が務めています。
第93回アカデミー(2021年4月25日)国際長編映画賞のノミネート作品選考に際し、スロバキアの代表作品に選出された作品です。