23日ニューヨーク株式市場では、寄り付きに90ドル近く下げていますが、その後続伸して、終値は前日比227ドル59セント(0.67%高の3万4043ドル49セントで取引を終えています。
<バイデン>米政権が富裕層を対象に、株式などの売却利益にかかるキャピタルゲイン課税を引き上げるとの22日の報道をきっかけに売りが先行しましたが、売り一巡後は増税が相場に与える影響は限定的との見方から、前日に大きく下げたハイテク株中心に買いが広がりました。
<バイデン>政権は今月中にも子育てや介護などの支援を軸とする「米国家族計画」をまとめる見通しです。財源確保として富裕層を対象にキャピタルゲイン課税の最高税率を現行の(20%)から倍の(39.6%)へ引き上げる方針だと報道されています。個人所得税の最高税率の引き上げも検討対象だといいます。実現すれば含み益のある保有株を増税前に売る動きにつながるとの懸念がでてきます。
高所得者層へのキャピタルゲイン課税の税率引き上げの「ベースシナリオは28%」との見解もあるようで、当初報じられたほどの引き上げ幅にはならないとの見解もあり、取引終了にかけハイテク株への買いの勢いが強まり、引けにかけてダウ平均株価の上げ幅は300ドルを超える場面もありました。
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