30日、日銀が発表した2020年末の銀行券発行残高によりますと、市中に出回ったまま年を越すお札の残高は118兆3282億円(19年末112兆7418億円)となり、11年連続で過去最高を更新しています。 銀行券の発行残高は、個人の財布や企業の金庫などにあるお札の総量。近年、急速にキャッシュレス決済が普及しているものの、依然として根強い現金志向が浮き彫りとなりました。 低金利のため銀行などに預け入れない「たんす預金」が増加。また、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための外出自粛で、手元に現金を多めに置く傾向が強まっているようです。