米ジョンズ・ホプキンズ大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染者が28日、世界全体で累計1千万人を超えました。南北米大陸での感染拡大が止まらず、米国とブラジルだけで全体の感染者数の3分の1以上を占めています。ロシアや南アジアでの感染者の増加も目立ちます。新型コロナの感染事例が最初に確認されて約半年が経過しましたが、いまだに収束する気配はありません。
感染者は4月初めに100万人に到達するまで約3カ月を要しましたが、その後は12~13日ごとに100万人ずつ増加。500万人を超えて以降はペースが拡大しました。 6月22日には過去最短の6日で100万人増え、900万人台に達しています。 感染者急増にはウイルス検査態勢の拡充や経済活動再開などに伴う外出制限の緩和が影響しているとの見方もあります。世界の死者数は28日時点で49万9千人を上回っています。
国別の感染者は、米国が約251万人で最も多く、ブラジル約131万人、ロシア約63万人、インド約53万人と続いています。10万人を超えているのは計19カ国を数えています。
特に、南北米大陸で感染の勢いが衰えておらず、世界保健機関(WHO)は、同大陸について「(感染の)ピークに達していない」との見方を示しています。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、米国内の27日の新規感染者が約4万4800人に上り、2日連続で4万人を超えたと報じ、死者は累計約12万5千人に上っています。
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