『ジョーンの秘密』@<トレヴァー・ナン>監督
8月
1日
予告編の取り調べ室の様子を切り取った映像では、「ジョーン」が<ベン・マイルズ>演じる実の息子「ニック」に対して弁護を依頼する様子を観ることができます。弁護士である「ニック」が、「ジョーン」の謝罪に対し「謝罪じゃ足りない」と話し、母の弁護を請け負うかについて「わからない」と答えるシーンも収録されていました。
2000年に起きた実話をもとに、イギリスの作家<ジェニー・ルーニー>が著した小説を映画化した本作。夫に先立たれ、仕事も引退し、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていた80代の「ジョーン・スタンリー」が、突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしまいます。彼女にかけられたのは、半世紀以上も前にロシアのKGBに核開発の機密情報を漏えいしていたというスパイ容疑でした。「ジョーン」は無罪を主張しますが、外務事務次官の「W・ミッチェル卿」の死後に見つかった資料などから、彼女の驚がくの過去が次々と明らかとなっていきます。
「ジョーン・スタンリー」の過去と真実が次々と明かされていくさまが描かれます。「ジョーン」役の『恋におちたシェイクスピア』(1998年・監督: ジョン・マッデン)のオスカー女優<ジュディ・デンチ>のほか、『キングスマン』(2014年・監督:マシュー・ヴォーン)の「ロキシー・モートン」役の<ソフィー・クックソン>(30)が「若き日のジョーン」を演じています。恋と政治の駆け引きで「ジョーン」を翻弄するロシア人の恋人「レオ」に<トム・ヒューズ>(35)が演じ、<スティーヴン・キャンベル・ムーア>が出演しています。
監督は、『十二夜』(1996年)の<トレヴァー・ナン>が務めています。