『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』@<レミ・シャイエ>監督
8月
30日
19世紀ロシア、サンクトペテルブルグで暮らす14歳の貴族の子女「サーシャ」ですが、大好きな祖父は1年前に北極航路の探検に出たきり行方不明となり、捜索船は出たものの、いまだに見つからずにいました。祖父と家族の名誉は失われ、祖父の名を冠する予定だった科学アカデミーの図書館も開館が危ぶまれていました。そんな状況の中でローマ大使の道を模索するロシア高官の父は、社交界デビューをする「サーシャ」が皇帝の甥である「トムスキー」王子に気に入られるしかないと考えていました。
しかし、社交界デビューの日、「サーシャ」は祖父の部屋で航路のメモを発見し、それをもとに祖父の再捜索を王子に懇願したことで、不興を買ってしまいます。父からも叱責を受けた「サーシャ」は、自ら祖父の居場所を突き止めることを決意。数々の困難を乗り越えてようやく北方行きの船に乗り込み、〈地球のてっぺん〉を目指します。
「アヌシー国際アニメーション映画祭2015」で観客賞、「TAAF(東京アニメアワードフェスティバル)2016」でグランプリを受賞、第33回シカゴ国際児童映画祭2016年(英語版) 児童審査員・長編アニメーション映画部門最優秀賞 /成人審査員・長編アニメーション映画部門準優秀賞 をした作品です。