1928(昭和3)年の11月10日。上毛電気鉄道(本社: 群馬県前橋市)の「上毛線」が中央前橋~西桐生間で開業しています。
このときすでに、群馬県の前橋と桐生のあいだには鉄道省の「両毛線」が存在していましたが、「両毛線」は南側へ遠回りする形の伊勢崎経由。赤城山南麓の養蚕地帯を走って両区間を直線的に結ぶ路線がなかったことから、この上毛電鉄「上毛線」が誕生しました。
そして当時、蒸気機関車を使っていた「両毛線」に対し、上毛電鉄は電車で高頻度運転を実施。同区間における主たる交通機関となります。電車を使い、絹糸などの輸送も行っていました。
ただ「両毛線」に電車が走るようになり、モータリゼーションが進行した現在、そうした話は過去のものになっています。
ちなみに、上毛電鉄の路線で開業したのはこの「上毛線」だけですが、大胡から伊勢崎を経由し埼玉県の本庄へ至る路線などの計画もありました。
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