「H2B」8号機再打ち上げ決定@三菱重工業
9月
24日
発射台の開口部は鋼材でできており、表面を断熱材と耐熱材の2層でカバーしています。高濃度の酸素が吹き付けられ、帯電した際に発火してしまったようです。11日は風が弱く、液体酸素がうまく外部に散らばらなかったのも発火の原因の1つと考えられています。
ロケットには宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」8号機を載せており、国際宇宙ステーション(ISS)に食料や研究用の設備やバッテリーなどの資材を運搬します。
火災の熱、放水、煙による致命的な影響はなかったことから水分やススを除去し点検の上再発射が可能と判断されています。再打ち上げは当初24日を予定していましたが、ロケットの機体がロシアのソユーズ宇宙船の軌道に接近するため25日に再延期されました。
「H2B」は約8トンの衛星打ち上げ能力がある日本最大のロケットで、過去7回すべて打ち上げに成功しています。