特別塗装「ATR42-600型機」@HAC(北海道エアシステム)
8月
7日
「ATR42-600型機」は、北海道で初導入の機種とのこと。高い快適性と低燃費、低騒音を兼ね備えるという、寒冷地での運航実績を持つターボプロップ機です。HACが保有しているSAAB(スウェーデン)社製、「SAAB340B型機」の後継機種として導入されます。
「SAAB340B型機」と比べ、「ATR42-600型機」は、長さおよそ1.9m、幅およそ1.8m大きくなります。客室内は、JAL国内線で運航されている「JAL SKY NEXT」仕様の全席革張りシートとカラーリングで、LED照明を採用しました。座席数は48席です。主翼は機体上部の窓の上にあり、どの席からも外の風景を広く楽しめるといいます。
HACで初という機材更新へ向け、「ATR42-600型機」のHAC初号機(機番:JA11HC)は、特別塗装が施されます。北海道の大自然をイメージしたデザインといい、機体左側には6つの就航地(丘珠、釧路、利尻、奥尻、函館、三沢)を雪の結晶で表現し、ワンポイントにキタキツネが隠れています。右側には、シャケ、コンブ、ウニなどの北海道の特産品が描かれています。
初号機就航路線は、丘珠~函館、釧路線を中心に、観光需要にも応えられるダイヤ編成を予定しているとのこと。航空券の予約販売開始は9月10日(火)午前9時30分です。また、2号機(機番:JA12HC)の導入も決定しており、2020年9月に受領、10月以降に就航の予定です。