< アフガニスタンのメス・アイナク遺跡で見つかった写本の一部(画像:AP) >
アフガニスタン中部のメス・アイナク遺跡で、7世紀ごろに作られたとみられる仏教経典の写本の一部が見つかっています。アフガン考古局が26日までに明らかにしました。古代遺跡から写本が見つかるのは珍しく、栄えた仏教都市だったことを裏付ける発見になります。
小説「西遊記」の「三蔵法師」として知られる<玄奘三蔵>(602年~664年3月7日)が、インドへの旅を記した旅行記「大唐西域記」で描いた仏教国「ブリジスターナ」である可能性が高まったとされています。
遺跡は首都カブールの南東約40キロにあり、3~7世紀の都市とされています。2009年にアフガン政府が本格的な発掘を開始。仏塔や仏像、壁画が次々と出土し、大規模な遺跡であることが判明しています。
メス・アイナクは大規模な未開発銅鉱床があることでも有名で、アフガニスタン政府が中国企業に採掘権を売り渡し、同企業は大掛りな露天掘りによる採掘を計画しています。この為、遺跡の多くは早晩、破壊され消滅の危機にありますが、その前に発掘と出土品の移転が行われているのが現状です。
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