サカタのタネは11日、長野県安曇野市内で開催した「トルコギキョウ」見学会で新品種を公開しています。八重咲きの無花粉タイプで、花粉のあるタイプに比べて1週間程度花持ちが良い。花粉の飛散で汚れないため、生産者や流通業者のコスト減にもつながる。長野県は「トルコギキョウ」の作付面積・出荷量が全国トップ。今回の新品種は生産業者から注目されそうだ。 公開した新品種は雄しべが不完全なタイプで、花は結婚式などの業務用や花束など様々な場面で使用できる八重咲きの白色。すでに国内外で特許を取得しています。同社は今後生産者らの反応をみて、商品化を検討するそうです。 同社は「トルコギキョウ」のタネ供給で世界最大手。100種類以上の品種を開発しており、安曇野市にある三郷試験場で斉射に向けて毎年見学会を開催しています。