狩猟や野生生物を管轄するフランスの政府機関「ONCFS」がこのほど、コルシカ島でネコとキツネの特徴を併せ持った新種とみられる動物を、同機関の森林警備隊員が、コルシカ島の人里離れた地域で16匹の個体を発見しました。
金色の体毛に茶色の縞模様が入ったこの動物は、「ネコ」とも「キツネ」とも判別し難いその見た目から地元で「ネコギツネ」と呼ばれているそうです。普通の「イエネコ」よりも体が大きく、輪状の模様が入った太い尾と、「高度に発達した」犬歯を持っています。夜間に狩りをして暮らしているといいます。
研究者らによれば、これまで確認されていない種で、その起源は数千年前のアフリカや中東にさかのぼるとみられ、「ONCFS」は、DNA分析を通じ、「ヨーロッパヤマネコ」とは異なる種類に属することが明らかになる可能性に言及。「リビアヤマネコ」に近い種だが、具体的にどの分類に属するかはまだ確定できない」と述べています。
「ネコギツネ」が初めて捕獲されたのは2016年ですが、森林警備隊員らはこの動物に関するうわさが島中で数世代にわたり広まっているようで、今後の捕獲や研究や追跡調査によってその認知度が高まり、種の保全につながるよう期待したいものです。
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