北海道大総合博物館などの研究グループは20日、南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」に描かれた鳥の絵16点を鳥類学の観点から分析し、うち3点をいずれもナスカ周辺に生息しないペリカン類やカギハシハチドリ類と確認したと発表しています。地上絵が描かれた目的を解明する手掛かりになりそうです。
一方、「コンドル」や「フラミンゴ」とされる有名な地上絵は、各分類の特徴に当てはまらず、それらの鳥ではないと結論付けています。どの鳥を描いたかは不明だといいます。
研究グループは、それぞれの地上絵のくちばしや足指、尾羽の特徴を抜き出し、現在ペルーに生息する鳥と比較。ナスカとは異なる地域に生息するペリカン類2点、カギハシハチドリ類1点の計3点を確認しました。他の13点は特定できませんでした。
また研究グループは、「地上絵と同時期に作られた彩色土器に描かれた鳥や、近くのカワチ神殿遺跡の宗教儀式でささげられた鳥類を比較し、残る13点の特定を進め、なぜ描かれたのかも調べたい」としています。
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投稿日 2019-06-21 02:38
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2019-06-21 04:52
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