< 実証実験で点検用アームを使ってゴミ箱内を調べる警備ロボット(画像:NAA) >
成田国際空港会社(NAA)は6月3日(月)から、成田空港内のターミナルを巡回警備する「自律走行型巡回監視ロボット」を導入します。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた館内警備の強化の一環で、不審人物や放置物の監視などにあたります。(NAA)によりますと警備ロボットの導入は国内空港では初めてといいます。
今回導入されるロボットは「セコムロボットX2」で、自動巡回や障害物回避など最新の自律走行性能を持ち、全方位カメラによる監視、画像解析による異常検知が可能で異常を発見します。通信機能が付いており、異常があれば空港内の警備担当者にすぐに知らせる。「X2」は熱を感じるセンサーや金属探知機を内蔵したアームを搭載する。ごみ箱の中の点検もでき、爆発物を使ったテロに備えます。
6月3日から、第1・第2ターミナルに「X2」を1台ずつ導入し、10月からは各2台に増強配置する。(NAA)は「警備員の目で実施していた巡回監視業務にロボットのカメラによる画像監視などが加わることでより高度で効率的な館内警備を実現する」としています。外国人観光客が大挙して訪れる五輪・パラに向け、警備会社ではロボットを有効活用し懸念される人手不足にも対処します。
(NAA)は2018年4月から同年12月まで、セコムと組んで警備用ロボットの実証実験を実施しています。成田空港ターミナルで技術・運用上の改善点を探り、このほど実用化が実現しています。
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