箱根関所設置400年記念行事
5月
24日
箱根関所は1603年ごろには設置されていたとみられ、1619年に現在の場所に移転。治安維持のため人の往来や物流を取り締まった。明治政府となった1869年に関所制度は廃止され、火災などもあり、その後取り壊されました。1922年に跡地が国指定史跡となり、65年に一部を再現。2007年には完全復元された現在の施設が完成しています。
例年秋に行われる大名行列ですが、「400年にふさわしい行事」(実行委)として企画。26日は保存会メンバーら約100人が藩主や奴、弓隊などに扮して箱根神社から箱根駅伝のゴール地点までの約2・4キロを練り歩きます。関所では当時の検査をコミカルに再現した芝居や和太鼓演奏などが披露され、歌手で「はこね親善大使」の<八代亜紀>さんも行列に参加します。大名行列は午前10時から午後2時40分ごろまで。詳細は特設ホームページで確認できます。
また、26日から8月31日までスタンプラリーを開催。箱根駅伝ミュージアムや恩賜箱根公園など6カ所を巡って異なる色のスタンプを重ね押すと、浮世絵風のカラフルな「箱根湖水図」が出来上がります。
10月以降も、江戸幕府が全国50カ所以上に設置した関所の歴史や現在の様子を紹介する企画展のほか、シンポジウムなども催される予定です。