黒人女性が米三大ミスコン制覇
5月
9日
AP通信の報道によりますと、三大ミスコンの一つ「ミス・アメリカ」の昨年9月の大会で優勝したオペラ歌手<ニア・フランクリン>さん(25)は「奴隷制度の歴史を持つ米国では、人種の違いは重要な問題だ」と意義を強調しています。
ミス・アメリカは1940年代まで白人以外は出場を認められていませんでした。黒人の初参加は1970年で、歌手<バネッサ・ウィリアムス>さんが1983年に黒人として初めて優勝しています。
他の二つは今年4月の「ミス・ティーンUSA」の<ケイリー・ガリス>さん(18)と5月の「ミスUSA」のノースカロライナ州の弁護士<チェスリー・クリスト>さん(28)です。
「ミスUSA」と「ミス・ティーンUSA」はミス・ユニバース機構が、1世紀近くの歴史を持つミス・アメリカはミス・アメリカ機構が運営。かつては容姿が勝敗を大きく左右する「美人コンテスト」の側面が強かったですが、近年は水着審査が廃止されたり、ミス・アメリカの運営本部が「美人コンテストではない」と発言したりするなど、より出場者の素質や内面を重視した審査が行われるようになってきています。