本日お茶菓子としていただいたのは、大阪府大阪市淀川区に本社を置く「ぼんち株式会社」(本社:大阪府大阪市淀川区)の「ぼんち揚げ」です。
「ぼんち株式会社」は1931年5月創業、創業者の<竹馬治郎>が現在の東京都新宿区高田馬場で「中央軒」として米菓の製造を始めたのが会社の起源で、第二次世界大戦終結後、本社を大阪に移転し、今では大阪を代表する菓子メーカーとなっています。代表商品の「ぼんち揚げ」は、売り上げの8割は大阪を中心とした関西地方が占めており、関東地方で販売されている類似商品の「歌舞伎揚」とよく比較されるようです。
この「ぼんち揚」は1960年に「揚小丸(あげこまる)」の名称で販売を開始しましたた。発売後も味の改良を進め、1963年には「ぼんち揚」と改名して、関西を中心に販売を開始、1969年には東京に進出し、後に全国に販路を広げています。
名前の由来は、船場言葉で器の大きな商家の息子を指す呼び名が「ぼんち」です。<山崎豊子>の同名小説『ぼんち』(1959年)のあとがき「根性がすわり、地に足がついたスケールの大きな《ぼんぼん》、 例え放蕩を重ねても、ぴしりと帖尻の合った遊び方をする男が《ぼんち》である」より着想を得て、大阪らしい名前として商品名に取り入れられました。
揚げる前の生地は山形県寒河江市にある山形工場で製造し、揚げと調味は神戸市西区の「神戸工場」(1984年11月完成・社名を「ぼんちあられ」から「ぼんち」と変更)と埼玉県越谷市の「東京工場」で行われています。
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