新種の鉱物「初山別鉱」・「留萌鉱」@留萌管内初山別村
4月
25日
承認は4月3日付。<浜根>さんによりますと「初山別鉱」は銀とスズだけから成り立つ鉱物で、世界初の発見といいます。「留萌鉱」は金とスズだけが結びついた鉱物で、世界で発見は2例目になります。
国立科学博物館などによりますと、鉱物は世界で約5400種類が確認されており、国内では141種が発見されています。このうち道内では13種見つかっており、2007年の「様似鉱」以来の発見となります。
2種類の新鉱物が含まれた砂金は、砂金掘りを25年続ける<斎藤勝幸>さん(56・留萌市)が初山別村の初山別川で採取したもので、東大物性研電子顕微鏡室所属の<浜根>さんに研究資料として提供していました。<浜根>さんは2017年にこの大きさ約1ミリの砂金を薄片に削り、電子顕微鏡で観察。断面に2種類の未知の鉱物があるのを見つけ、同連合に新鉱物として申請しました。