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- 探査機「はやぶさ2」(10)着陸成功@小惑星「リュウグウ」(12)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、小惑星探査機 「はやぶさ2」 が22日、地球と火星の間にある小惑星「リュウグウ」への着陸に成功しています。
小惑星に着陸、上昇した探査機は、2005年に小惑星「イトカワ」へ着陸した先代「はやぶさ」に次ぐ2機目になります。今回は、「リュウグウ」表面の直径6メートルの円内という非常に狭い場所への着陸を目指し、極めて高度な運用が求められていました。
「はやぶさ2」は21日午後1時15分ごろ、「リュウグウ」の高度20キロから降下を開始しました。高度5キロで減速し、ゆっくりと「リュウグウ」へ近付き、高度45メートルで昨年10月に投下した目印のボール(ターゲットマーカー)をとらえ、ターゲットマーカーに向かって高度8.5メートルまで降下しました。直径6メートルの円の中心はターゲットマーカーから約4メートル離れていますが、円内へピンポイントで探査機を導くため、そこからはターゲットマーカーを横目にとらえながら降下していきました。
(JAXA)によると、午前7時48分ごろ、まず探査機からの電波の変化で、降下していた「はやぶさ2」が上昇に転じたことが確認されています。上昇のスピードは計画通りで、降下中止による上昇ではないとみられる。さらに午前8時5分ごろ、探査機からの詳細なデータが届き始めました。その結果、午前8時9分ごろ、「リュウグウ」表面の物質を採取するための弾丸発射の指令が計画通りに出されたことも確認されています
この降下方法は「ピンポイントタッチダウン」と呼ばれ、極めて高度な探査機の誘導法です。
探査機が「リュウグウ」へ着陸したかどうかは、探査機から届く電波とデータから判断されます。電波の変化からは探査機が降下から上昇に転じたかどうか、データからは事前に探査機に送った指令通りに動いたかどうかが分かるといいます。(JAXA)はこれらから「はやぶさ2」が「リュウグウ」に着陸し、上昇しており、着陸運用は成功したようだ」と判断したようです。
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