残念です<羽生善治>(7)@無冠
12月
21日
<広瀬>は札幌市出身。2005年4月に棋士四段になり、2014年八段。タイトル戦には4期目の登場で、竜王・王位各1期となっています。今期七番勝負は開幕から2連敗でしたが、その後2連勝して盛り返しました。第5局で敗れカド番に立たされましたが、第6局は2日目昼食休憩前に勝利し、最終第7局で連勝しました。2011年に王位防衛戦で<羽生>に敗れましたが雪辱を果たしました。順位戦はA級4期目。2回挑戦者決定プレーオフに進出して敗れています。
<羽生>は昨年12月の竜王獲得後、今年3月に名人戦A級順位戦で6者プレーオフを勝ち抜いて<佐藤天彦名人>(30)に挑戦。しかし、2勝1敗からの3連敗で返り咲きはなりませんでした。続く棋聖戦では<豊島将之八段>(28現王位・棋聖)を挑戦者に迎え、一進一退の接戦を繰り広げながら最終局に敗れて2勝3敗で失冠。前人未到の通算100期は今回の竜王防衛戦まで持ち越されました。
久々の無冠になり、通算100期達成の機会は、次のタイトル挑戦を待たなくてはならなくなり、残念です。
また今後、<羽生竜王>は、1994年4月1日、23歳時にタイトル通算3期で九段に昇段しており、段位からすれば<羽生善治九段>ですが、竜王位を失った直後の期間に<羽生善治前竜王>と名乗ったことがあります。また、7つのタイトルで永世称号の資格を得ていることもあり、今後どのような形で名乗るかも気になるところです。
投稿日 2018-12-22 08:54
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-12-22 16:57
ワオ!と言っているユーザー