4400年前の墓発掘@エジプトカイロ・サッカラの共同墓地
12月
17日
エジプト考古最高評議会の<ムスタファ・ワジリ>事務局長は記者団に、墓は荒らされておらず手付かずの状態とし、「過去数十年来例を見ない」発見だと述べています。
墓は、エジプト第5王朝(紀元前2500~2350年ごろ)の第3代<ネフェリルカラー>王時代のもので、全長10メートル、幅3メートル、深さ約3メートル。
<ワジリ>事務局長は、13日の発掘で墓が現れた際、内部に5つの縦穴が見つかり、このうちの1本は「墓の主の棺または石棺に通じているはずだ」と語っています。
墓の壁にはヒエログリフ(古代エジプトで使われた3種のエジプト文字のうちの1つ)やファラオの彫刻の装飾が施されており、<ワジリ>事務局長は、これらの彫刻と、ほぼ完全な保存状態という点でこの墓は特異だと指摘。
また、来月からさらに発掘作業が行われる予定で、新たな発見が期待されるとしています。