< 「フルフラットバス」の外観(画像:東京都交通局) >
東京都交通局は、車両の通路後方まで段差を解消した「フルフラットバス」を日本で初めて導入すると発表しました。
通常のバス車両は車内の通路に段差があり後方が高いため、前方に乗客が滞留して混雑する傾向があります。段差を解消した「フルフラットバス」は後方へ移動しやすいことから、東京都交通局は「前方の混雑が緩和され、快適通勤にも寄与することが期待されます」としています。定員は74人(座席24人)。車両メーカーはスウェーデンに本社を置くSCANIA(スカニア)社です。
なお、車内通路の段差がないバス車両は、過去にも国内メーカーにより製造されたことがありますが、通路の一部で傾斜が6~8度近くあったとのこと。一方、今回の「フルフラットバス」は通路の傾斜を、バリアフリー法や関連条例で定める建築物の傾斜路の基準1/20(約2.9度)以下に抑えています。
「フルフラットバス」は12月25日(火)から、大塚駅と錦糸町駅を結ぶ都営バスの「都02」系統で営業運行を開始する予定です。
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