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今年の読書(63)『ラプラスの魔女』東野圭吾(角川文庫)

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今年の読書(63)『ラプラスの...
本書は<東野圭吾>が作家活動30周年、80作品目という節目の小説であり、2018年5月4日<三池崇史>監督で封切された映画の原作本でもありますので、期待して読みましたが、も一つでした。道理で映画がヒット作品との話題も耳にしないわけです。

映像プロデューサーの<水城義郎>が、妻と訪れた赤熊温泉で硫化水素のガス中毒で死亡します。その事故の3か月ほど前に水城の母親<水城ミヨシ>から、<義郎>の若い妻が財産目的で息子を殺すとの相談を受けていた<中岡祐二>刑事は、気になって<ミヨシ>に連絡を取ってみると、<義郎>の事故後に首を吊って自殺したことを知ります。<ミヨシ>の老人ホームで、遺品整理に現れた水城の妻<千佐都>と遭遇した<中岡>は、<千佐都>が<義郎>殺害に関与したと確信します。<中岡>は、赤熊温泉の事故調査を手掛けた<青江修介>教授に意見を求めますが、硫化水素ガス中毒で殺人を遂行するのは、屋外では不可能だと断言されてしまいます。しかし、<中岡>は諦めきれずに一人で地道に聞き込み捜査を行っていきます。

そんな時、今度は苫手温泉で、俳優<那須野五郎>が硫化水素ガス中毒で死亡する事故が起きます。地元新聞社から依頼されて苫手温泉で事故調査をしていた<青江>は、赤熊温泉の事故調査中にも出会った<羽原円華>と再会します。<円華>の不思議な力を目撃し、また、担当した2つの事故調査の見解に自信が持てなくなっていた<青江>は、中毒死した<水城義郎>や<那須野五郎>のことを調べるうちに、映画監督の<甘粕才生>のブログに行き当たります。そこには硫化水素ガス中毒で家族に起きた悲惨な事故のこと、そして家族のことが書かれていました。

ストリーの展開としては面白いのですが、現実的でない人間の未知なる能力が解決のカギとなる設定には、安易すぎて納得ができませんでした。
#ブログ #文庫本 #読書

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