「京都南座」改修工事完了
10月
22日
松竹によると、劇場全体を使った参加型のパフォーマンス公演を来年5月に予定されています。
国の登録有形文化財に指定されている南座は、昭和4年に完成。今回の工事では外観を維持し耐震補強を実施しています。舞台空間は従来のままとした一方、新たに観客用のエレベーターを設けてバリアフリー対応としています。
工事前に、劇場内の折り上げ格天井や桟敷席の欄干などを3Dスキャンで読み取って保存。この日は、こうした資料を基に建築当初からの様子を再現した客席やロビーがお披露目されました。
赤いシートが鮮やかな観客席は従来の印象を変えずに刷新。3階席で観劇しにくかった4席も使えるようにして、総席数は1078から1082に増えた。赤い欄干や壮麗な折り上げ格天井(ごうてんじょう)は塗り替え、飾り金具は磨かれた。