<藤井聡太七段>(22)@新人王戦決勝三番勝負第1局勝利
10月
10日
若手棋戦の新人王戦は参加資格が「六段以下」「26歳以下(10月1日現在)」などで、参加が決まったときは四段だった藤井七段はその後七段まで昇段したため参加は今期限りで、優勝する最後のチャンスになります。
新人王戦は六段以下のプロ棋士や三段、女流棋士らが参加。2月に全棋士参加の 「第11回朝日杯将棋オープン戦」 で初優勝した<藤井七段>は、2回目の棋戦優勝を目指します。優勝すれば、十八世名人の資格を持つ<森内俊之九段>(48)の17歳0カ月の最年少新人王記録を31年ぶりに更新することになります。
<出口三段>は兵庫県明石市出身で井上慶太九段門下。新人王戦には4期連続で出場しています。プロを目指す奨励会三段の決勝進出は5人目で、優勝すれば、平成25年、当時三段だった<都成竜馬(となりりゅうま)五段>(28)以来史上2人目となります。
午前10時に始まった対局は、振り駒の結果、先手は<出口三段>でした。<出口三段>は飛車先の歩を突き、<藤井七段>も同様に飛車先の歩を突いて応じました。持ち時間は各3時間で、<藤井七段>が112手で先勝しました。第2局は10月17日(水)、同所で指されます。