「モンスター銀河」@国立天文台
8月
31日
星のもととなる水素などを含む「分子ガス」の濃さは、地球がある天の川銀河の約30倍。南米チリのアルマ望遠鏡で撮影し、分子ガスの分布を図で示すことができました。
分子ガスが濃く集まった「雲」が自らの重力でつぶれて収縮、温度が上がると、やがて星ができます。通常は、ある程度たつと雲はつぶれにくくなり、星が生まれるペースも落ちます。
「モンスター銀河」には非常に濃度が高い雲が中心部などに少なくとも三つあり、天の川銀河の約千倍という勢いで星を作り出しています。雲自体の重力が大きいためつぶれやすく、高速で星を生み続けるのだといいます。