<グーグルロゴ>(77)「ジョルジュ・ルメトール生誕124周年」
7月
17日
1923年、ケンブリッジ大学で、「エディントン光度」で知られる、天文学者の<アーサー・エディントン>から天文学を学び、翌年(1924年)には、ハーバード大学天文台で研究を行いました。
1927年、:「銀河系外星雲の視線速度を説明する、一定質量で半径が成長する宇宙」の論分を発表、この論文をきっかけに、彼は膨張宇宙論「宇宙は原子爆発から始まった」というビッグバン理論を展開しますが、当時は「宇宙の始まり」などを提唱する学者は皆無でしたので、彼の考えは物議を呼びました。
彼の理論は、<アインシュタイン>の相対性理論をベースに構築されたものでしたが、当の<アインシュタイン>本人を含め、著名な数学者、物理学者、天文学者は、彼の理論に懐疑的でした。彼自身は、科学と宗教を混同することなく研究を行いましたが、周りでは印象による誤解、偏見があり、「ビッグバン」=「聖書における天地創造」のような感じで捉えられてしまいました。
1929年、<エドウィン・ハッブル>と<ミルトン・ヒューメイソン>とによって「ハッブルの法則」が発表されました。この法則の発見が、宇宙は膨張しているという彼の理論の正しさを裏付けることとなり、1934年にはベルギーの科学分野の賞である「フランキ賞」を受賞。
1953年には、イギリス王立天文学会が、天文学の分野で業績のあった研究者に贈る賞「エディントン・メダル」を設立、その最初の受賞者となりました。