「瀬戸内アナゴ」の大不漁
1月
6日
漁獲量の減少は全国的な傾向ですが、特に瀬戸内海産は顕著で20年前と比べて7分の1となっており、沿岸の「ご当地グルメ」にも影響が出始めているようです。
<アナゴ>は日本沿岸から朝鮮半島沖、東シナ海に広く分布。日本各地で1年間を通して広く漁が行われている。産地では江戸前が有名だが、瀬戸内海産も美味で知られ、食通だった<北大路魯山人>は「あなごの美味うまいのは堺近海」と論評。広島県・宮島では「あなごめし」が名物となっていますが、最近は韓国産が使用されているとか。
瀬戸内海での漁獲量は、1990年代後半に急速に減少。95年には5877トンでしたが、2015年は821トンまで落ち込み、同年以降、長崎県・対馬などの九州沖を下回っています。
明石魚棚の炭火焼アナゴの老舗【林喜商店】の店舗販売の写真が掲載されており、一尾(4860円)の値札には、重ねて驚かされました。名物の 「焼きあなご弁当」 も(1100円)のままなのか気になるところです。