新型特急車両@西武鉄道
6月
17日
導入両数は、56両(8両×7編成)を予定。運行開始後は、西武鉄道の旗艦車両として活用していく計画です。
新型特急のデザインは建築家の<妹島和世>が監修。コンセプトは、(1)都市や自然の中で柔らかく風景に溶け込む特急、(2)みんながくつろげるリビングのような特急、(3)新しい価値を創造し、ただの移動手段ではなく、目的地となる特急の3点です。
先頭車両には大きな曲面ガラスを採用し、柔らかな印象のデザインに仕上げられています。2両目以降にも丸みを帯びたデザインを導入し、編成全体で緩いカーブを表現している。
車体カラーは、白を基調としつつ、黄緑などの自然な印象を与える配色を採用。「都市や自然の中でやわらかく風景に溶け込むデザインを実現した」とされています。
リビングのような空間を提供するため、やや大きめの車窓を等間隔で配置している。
難波と関空を結ぶ南海電鉄には、「ラピート」という車両が走行していますが、デザインは、やはり建築家の<若林広幸>だけに、西部の車両も建築家が携わっていて、同業としては気になる仕事です。