ファルコン植物記(1881)濃青紫色の花【ミヤコワスレ】(3)
4月
8日
キク科ミヤマヨメナ属の多年草ですが、本種は「ミヤマヨメナ(深山嫁菜)」の園芸品種で、花径は3~4センチ、花色は濃青紫色・淡青紫色・白色・桃色などがあり、草丈は、矮性種では20センチ程度、高性種では70センチぐらいに育ちます。
日本固有の園芸品種として、江戸時代から栽培・改良されて育成されてきました。
名称は漢字で書くと「都忘れ」ですが、由来は諸説あるようで、順徳天皇が佐渡島へ島流しにされたとき、この花を見て都を思い出したとの逸話が有名ですが、残念ながら鎌倉時代には本種は存在していませんので、別のキク科の花だったとおもいます。