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- ファルコン昆虫記(728)ランタナの花に【ナミアゲハ】(15)
夏から秋にかけての【ナミアゲハ】は、「キアゲハ」と同じように翅色が黄色っぽくなりますが、右前翅の上側の部分に横筋が見えていますので、写真の<蝶>は【ナミアゲハ】だと同定できます。
チョウ目(鱗翅目)の<蝶・蛾>の大部分は植食性で、その多くの幼虫は棲み分けの自然淘汰でしょうか、特定の植物のみを食べるという性質を持っており、アゲハチョウ類は「ミカン科」を食草としています。
孵化したての幼虫は体長も小さく移動性に乏しいので、産卵する<メス>は幼虫の餌となる植物種を正確に探してその葉に 産卵 します。
アゲハチョウには、前脚先端部にある<ふ節>と呼ばれている組織に味覚感子があり、前脚で植物の葉を叩く<ドラミング行為>によって「味覚」を確認して見分けています。
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