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- ファルコン昆虫記(645)大きな赤い眼【オオメカメムシ】
駅に向かう坂道の途中に、蔓性の「クズ」の葉が大きく伸び出してきています。
風が吹きますと裏側の白い部分が表われますが、別名「ウラミソウ(裏見草)」とも呼ばれ、<裏見>と<恨み>を掛けた「恋しくば、 訪ねて来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」という歌を思い出します。
この「クズ」の葉の周りで、「マルカメムシ」 の 幼虫 や 「ホシヒロハラビロヘリカメムシ」 などが観察できていますので、時間があるときは一枚一枚葉を確認、今回はカメムシ目ナガカメムシ科の【オオメカメムシ(大目亀虫)】を見つけました。
和名は大きく発達した赤色の複眼に由来、体長は5ミリほど、頭部は赤黄色をしています。
「アブラムシ」や「蟻」・「ハムシ」などの小昆虫を捕えて餌として、「クズ」や「ハギ」などの汁も吸います。
発生は年1回、4月~10月頃が活動時期ですが、新成虫は6月頃に羽化しています。
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