ファルコン昆虫記(584)幼体の【クサグモ】
4月
30日
オス・メス共成体は体長15ミリ前後あり、クモとしては割合大柄の部類に入り、オスはメスよりも体つきは華奢な感じです。
体つきは全体的にやや前後に細長く、灰褐色、全身に細かい毛をはやしています。
頭胸部は楕円形で、腹部は前部がやや丸い卵形で背面には数対の濃い褐色の斑紋が入ります。
写真は幼体の【クサグモ】です。体長4ミリほど、体色は成体とは全く違い前身が赤に近い赤茶色で、成長すると共に成体の模様に変わっていきます。
【クサグモ】の網は<棚網>と呼ばれ、糸を重ねてできた膜を水平に張り、網の奥にはトンネンル形状の巣を作ります。
写真の左部には、水平に張られた網に引っ掛かったものが写っていますが、張られた白い膜のためにピントがぼけた感じになってしまいました。