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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(50)『偶然の科学』ダンカン・ワッツ(ハヤカワ文庫)

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今年の読書(50)『偶然の科学...
久しぶりに文芸書を離れて、複雑系社会学の本を読み通しました。

第一部『常識』、第二部『反常識』という構成で、現在社会における人間の問題は『常識』を判断基準にしているが、著者は「常識を用いるな」と警告を発し、ビジネスでも政治でも、エンターティンメントの世界でも、専門家の「常識」の判断は正しくはなく、過去の歴史は教訓にならないことを、理論的・実験的に検証しています。

マイクロソフト主任研究員として、ネット社会の利点を生かし、膨大なサンプル数を収集できる<クラウドソーシング>を利用しながらの分析は説得力がありました。

多くのサンプル例を用いて、社会と経済はその時々の<偶然>に作用されていることを検証していますが、そのメカニズムを分析できれば予測可能な社会が見えてくるのではと考えますが、これまた<偶然>のなせる業でもあるようです。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2015-04-13 19:06

これだけ膨大なデータをもってしても偶然が成す現象が世の中を動かしているわけなんですね。先が読めなくて当然かも。自然現象など分かりませんものね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2015-04-13 23:03

結局は予測というのは出来ないという結論ですね。、
過去何万人もの経済学者がいますが、正しい経済を予測できた人はいませんからねぇ・・・。(笑)

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