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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(109)『靄の旋律』アルネ・ダール(集英社文庫)

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小説の舞台ははスウェーデン、主人公<ポール・イェルム>は、移民問題絡みの人質事件の犯人を特殊部隊の到着を待たずに一人で乗り込み、犯人を確保するのですが、職務規定違反で退職しかないときに、国家刑事警察「捜査班A」への出向を打診されます。

表ざたにはなっていませんが、スウェーデンの大物実業家が二人、頭部に2発の銃弾を受ける、マフィアの手口で連続射殺事件が起こっており、その捜査のために「捜査班A」が、<フルティーン>を責任者として新設され、スウェーデン各地から組織には馴染まない個性的な刑事6人が集められ、精力的な操作が始まります。

刑事という職業にはつきものですが、<イェルム>の夫婦生活の擦れ違いの生活を横糸に、地道な捜査が進められて行きます。

タイトルにある「靄(ミスト)」は、殺人犯が残したカセットテープに収められていたジャズの名曲と関連しているのですが、これも謎解きのひとつですので、明かすわけにはいきません。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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