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- ファルコン昆虫記(441)【クロオオアリ】(3)の<女王蟻>
「オオスズメバチ」の <女王蜂> も貫禄がありますが、 【クロオオアリ】 の<女王蟻>も、大きな頭部が目立つ、なかなかの面構えをしています。
5~6月のよく晴れた風の弱い日の昼過ぎから夕方にかけて、数匹の雄アリと雌アリが巣の中から出てきて、「結婚飛行」を行い交尾をしますが、雄アリは交尾後に死んでしまいます。
「結婚飛行」は各地域で特定の1~2週間の期間しか行われず、限られています。
交尾の終わった雌アリは翅を落として地面に単独で巣を作り、新しいコロニーの第一歩を踏み出します。
<女王蟻>によって掘られた巣は速やかに閉じられ、中で10個ほどを産卵、最初の<働き蟻>は<女王蟻>の体内の栄養によって約1ヶ月で育ち、巣の口を開いて餌探しに出かけ、大型のコロニーに成長するまでに4~5年を費やします。
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