<ど根性な植物>(19)として、道路脇の側溝に咲いている白色の 【フヨウ】 の花を、2ヶ月ほど前に紹介しましたが、その花が無事に実のっていました。
花は花径10センチと大輪ですが、花後に実のる<蒴果>は、直径3センチばかりの球形をしています。
熟すと5裂し、3ミリほどの腎形をした長い毛で覆われた黒い種子がたくさん詰まっており、風に飛ばされやすい形状をしています。
枯れた後のこの<蒴果>の姿も風情があるのか、「枯れ芙蓉」と称され、鑑賞の対象にもなっています。
種子が飛び出し<殻>だけの状態を「枯芙蓉」といい、冬の季語でもありますが、花だけではなく<殻>を見て「ワビ・サビ」を感じる先人の感性には感服してしまいます。
< 枯芙蓉 眺めて一献 熱き酒 > (安庵)
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投稿日 2013-11-21 18:43
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-11-22 05:41
ワオ!と言っているユーザー