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- 今年の読書(74)『裏切りの峡谷』メグ・ガーディナー(集英社文庫)
560ページを超える長編でしたが、<杉田七重>さんの訳が物語に合い、一気に読めました。
主人公の<エヴァン>は、弁護士資格を持つSFの女流作家ですが、恋人は3年前のひき逃げ事件で車いす生活を余儀なくされている、年下の弁護士<ジェシー>です。
ある日偶然に街中で、ひき逃げ犯人として手配されている<カル>を目撃、ひき逃げ事故で親友を亡くしている<ジェシー>との、息詰まる追跡ゲームが始まります。
現代を象徴するIT業界を舞台に、大金がまつわる悪事が絡み、<エバァン>の活躍が八面六臂で繰り広げられてゆきます。
恋人<ジェシー>の過去が暴かれ、一時は不穏な状況に陥りますが、持ち前の明るさで切り抜け、舞台となるサンタバーバラの青い空を感じさせる気性が気持ちいいヒロインの活躍でした。
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