今年の読書(27)『野蛮なやつら』ドン・ウインズロウ(角川文庫)
2月
28日
親友同士の<ベン>と<チョン>は、カリフォルニアのラグナ・ビーチを拠点に大麻栽培で大成功を収め、幼馴染の<オフィーリア>となかのいい三角関係で結ばれています。
そんな折、主人の跡目を継いだメキシコの密売組織「バハカルテ」の女首領<エレナ>から、事業提携の話が舞い込みますが<ベン>と<チョン>は拒みます。
<エレナ>は部下の<ラド>を使い<オフィーリア>を拉致して、脅しをかけますが、<ベン>と<チョン>は策を練り<オフィーリア>を取り戻すために動き出します。
筋立てとしては、よくあるクライムノベルズですが、書かれている文体が「ラップ」ミュージックのごとく躍動感ある文章で引き込まれてしまいました。
原語で読めばおそらくスラングと略字のオンパレードで、これを訳された東江一紀氏の力量に敬意を表します。
投稿日 2013-03-02 03:18
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2013-03-02 18:44
ワオ!と言っているユーザー