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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(113)『若頭補佐 白石光義東へ、西へ』浜田文人(幻冬舎文庫)

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今年の読書(113)『若頭補佐...
一成会若頭補佐で花房組二代目組長 <白岩光義> を主人公に据え、今は薄れた<任侠道>を十分に楽しませてくれる、痛快エンタティメント小説です。

本来は大阪に本部を置く花房組ですが、東京に出てきた際に若い女が拉致されようとする現場に蜂合わせをし、彼女がマレーシア人の留学生で、語学学校と共謀して留学生を食い物にするNPO法人や暴力団が絡んでいる被害者であることを知り、ひと肌脱ぐ行動を取ります。

その裏側で、自分たちの一成会の内部のゴタゴタを取り仕切る話しが平行して進み、<白岩>の男儀のある活躍が楽しめます。

縁遠い<任侠道>の世界ですが、歯切れのいい文章と、小気味のよい脇役たちの登場で、十分に楽しめました。

以前によ見ました黒川博行の 疫病神シリーズ『螻蛄(けら)』 も、関西ヤクザを舞台にしたエンタティメントでしたが、どちらも甲乙つけがたい面白さだとおもいます。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2012-10-08 21:26

滅多に読まないジャンルですが、任侠ものは根強い人気なんですね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-10-09 07:02

男性と女性では、好きなジャンルが違うのでしょう。
男儀の世界、面白いと思いますよ。 (苦笑)

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