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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(111)『シャドー・イン・ザ・ウォーター』インゲル・フリマンソン

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今年の読書(111)『シャドー...
前作 『グッドナイト マイ・ダーリン』(悪女ジュスティーヌⅠ) に続く続編です。

ミステリー小説ですので、前作の時にはあらすじが書けませんでした。
恋人が企画するジャングルツアーに同行した<ジュスティーヌ>ですが、若い女性カメラマンとの関係に嫉妬を覚え、恋人を毒矢で、カメラマンをナイフで殺害してしまいます。
高齢で認知症の継母も、子供の頃に受けた虐待に対して死にいたらしめ、いじめをされた同級生をも、自宅に訪れた際に殺害し、家の前の湖に沈めてしまいます。

ホテルマンの新しい恋人が出来、湖に沈めてから6年半が経過したところから続編が始まります。
ミステリー小説ですから、最後は「殺人事件」が解決して物語が終わるのが一般的ですが、この続編は全く違い、読者の余韻を誘う手法で締めくくられています。

人間の心の奥に潜む自我の怖さを垣間見せてくれる心理サスペンスで、前作に続きスウェーデンのミステリー大賞を受賞したのも納得です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-10-03 05:41

これは怖そうですね~。怨念の世界ですものね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-10-03 16:42

長年秘められた継母と小学生の同級生によりイジメの影響が、ジワリとあとから湧いてくる内容です。
心理的な部分が重要のようで、じっくり読まないと難しいかなとも思える構成です。

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