日経平均株価(12月2日)終値4万9303円45銭
12月
2日
2日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比195円78銭(0.40%)高の4万9499円06銭でした。前日に950円63銭(1.89%)下げた反動で、半導体関連銘柄に自律反発狙いの買いが優勢でした。日銀の利上げ観測を背景に銀行や保険が引き続き上昇でした。一方、不動産や建設では下落する銘柄が目立ちました。
前日に大きく下落したファストリやアドテスト、フジクラなどに買いが優勢となりまし。1日に米半導体大手エヌビディアと協業すると発表したファナックが大幅高となり、日経平均を押し上げています。
日銀の<植田和男総裁>の1日の発言を受けて、次回18〜19日の金融政策決定会合での利上げ観測が高まっています。金利上昇が業績拡大につながりやすい銀行が買われ、三菱UFJと三井住友FGが連日で上場来高値を更新しました。第一生命HDなど保険も上昇が目立ちました。市場では、2週間後に日銀の追加利上げが実施されるとの前提で、安心して買いに動ける対象が銀行と保険に集まっています。
2日午前の国内債券市場では長期金利が一時(1.880%)まで上昇し、2008年6月以来、約17年半ぶりの高水準をつけています。財務省が2日に実施しました10年物国債入札は、小さいほど好調な入札とされる落札価格の平均と最低の差(テール)は前回から縮小しています。
日経平均の上値は重く、前日の米株式市場では利益確定や持ち高調整目的の売りが優勢となり主要3指数が下落でした。米株安を受けて、東京市場でも積極的な買いは限られています。
終値は小幅に反発し、前日比17銭(0・00034%)高の4万9303円45銭で終えています。






