20日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日続落して始まりました。中東からのエネルギー供給や金融政策を巡って不透明な要素が多く、株売りが続いています。
20日朝のニューヨーク原油先物市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近4月物が「1バレル=95ドル前後」で推移し、前日終値を下回っています。もっとも、中東のエネルギー生産やホルムズ海峡の航行が正常化するには時間がかかるとみられ、積極的に運用リスクを取りにくい地合いが続いています。
今週は
米連邦準備理事会(FRB)のほか、
欧州の主要中央銀行が政策金利の据え置きを決めています。原油高が経済・物価に与える影響を見極める姿勢を強調し、市場では追加利下げの時期が遠のいたとみられています。20日朝の米債券市場では、長期金利の指標となる表面利率(4.125%)の10年物国債利回りは前日比(0.13%)高い(4.38%)で終えています。株価の重荷となっています。
(FRB)の<ウォラー理事>は、20日朝の米CNBCの番組に出演し、原油相場が数カ月にわたって高止まりすれば、いずれ(食品とエネルギーを除く)コア物価に波及すると語りました。利上げの可能性を排除しつつ、現時点では物価動向を見極めるために慎重になる必要があるとの認識を示しています。
ダウ平均株価は前日までの2営業日で970ドルあまり下落し、2025年11月以来の安値を付けていました。短期間で大きく下げた後で、主力株の一角を買い直す動きが見られ、ダウ平均株価は一時、小幅な上昇に転じています。
ダウ平均株価は、前日比443ドル96セント(0.96%)安の4万5577ドル47セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比443.08ポイント(2.01%)安の2万1647.61で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比100.01ポイント (1.51%)安の6506.48で終えています。