木星、定説より細く平たい形状
2月
15日
イスラエルのワイツマン科学研究所などは、「木星」がこれまで考えられてきた形よりもわずかに細く、平たいことを解明しています。米航空宇宙局(NASA)の探査機「ジュノー」が観測したデータを解析したところ、従来より赤道の直径が約8キロメートル、北極と南極を結ぶ直径が約24キロメートル小さくなっています。「木星」の大きさの更新は約50年ぶりになります。成果は英科学誌『ネイチャー・アストロノミー』に掲載されています。
「木星」は太陽系で最大の惑星です。直径は地球の11倍の約14万キロメートルで、水素やヘリウムなどのガスが主成分の厚い大気に覆われています。これまで知られていました「木星」の形や大きさは、(NASA)の探査機「ボイジャー」と「パイオニア」が1970年代に実施した測定結果を基に算出され、誤差が大きいとの指摘もありました。
研究グループは(NASA)が、2011年に打ち上げ、2016年から「木星」を周回している「ジュノー」が観測したデータを解析しています。探査機が「木星」の裏側を通過した際に、地球に送る電波が大気の影響でどの程度曲がったかを調べました。その結果をもとに「木星」の形や大きさを精度良く測定しています。
ワイツマン科学研究所などによりますと「木星」の赤道の直径は北極と南極を結ぶ直径より約7%長い。北極と南極を結ぶ直径より0.33%長い地球に比べると、木星が平たい形をしています。「木星」の速い自転や複雑な内部の構造、大気の強い風が形に影響しているといいいます。
「木星」は太陽系内外の巨大なガス惑星を研究する際の基準となっています。「木星」の正確な形を把握すれば、その他のガス惑星の構造や誕生した経緯を理解するのに役立ちます。









