27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まりました。米国によるイラン攻撃への緊迫度が高まっているほか、米国のインフレへの警戒感が重荷となっています。
27日、米国務省は「安全上のリスク」を理由に駐イスラエルの米国大使館に勤務する一部職員の退避を許可しました。イラン攻撃への警戒感が高まり、リスクオフの動きが広まっています。
ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、クラウドサービスのコアウィーブが(20%近く下落)する場面がありました。26日夕に発表しました2025年10〜12月期決算では大幅な増収となったものの、1株損益の赤字幅が市場予想より大きく、AI向けインフラへの大規模な投資が利益に結びついていないことへの懸念が広がりました。
AIがソフトウエアの機能を代替するとの見方が台頭するなかで、ソフト企業の収益力が悪化していると受け止められています。前日に買い直す動きがありましたソフト関連銘柄が再び売られており、ダウ平均株価の構成銘柄ではセールスフォースやマイクロソフト、IBMが値を下げています。
金融株の下げも目立ち、投資家のリスク回避姿勢が高まり、相対的に安全な資産とされる米国債に資金が流入しています。米長期金利は一時(3.95%)と2025年10月下旬以来の低水準を付けています。金利の低下が利ざや縮小につながるとの見方から、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが売られています。
ダウ平均株価は、前日比521ドル28セント(1.05%)安の4万8977ドル92セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比210.17ポイント(0.92%)安の2万2668.21で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比29.98ポイント (0.43%)安の6878.88で終えています。