《叛逆のろれつ“憲法記念日!?!”❖21-124❖》




《時節感慨・・呟記・・❖2021/5/3❖》
今年も又、憂鬱な思いの中で憲法記念日を迎えてしまった。
毎年この日が来ると“憲法を哲理出来る碑文!?!”を思い出す。
北朝鮮による拉致問題。くだらない政争に明け暮れる国会議員の資質が問題だ。
外交問題などと言ってて良いのか???現行憲法が施行された後の出来事だ。
与野党関係なく、国民の総意で世界に訴えることが、マスメディアの役割だろう。
最重要外交課題、拉致被害者救出問題をなぜ真摯に追求しないのだろう?
北方領土問題にして然り、進展は?? 戦後、70年も経過しても未解決!?!
歴史的経緯を踏まえての国際関係、現在の国際情勢下での外交・安全保障問題。
それらの解決に向かう日本政府、交渉で支障をきたしているのが日本国憲法の内容。
「憲法改正」その前に必要な国民審判、憲法改正是非を問う国民投票。
その手続きが未だ決まっていない。国民を守る手法を野党・マスメディアは示せ。
伝統・歴史(日本独自の文化)を尊び世界と対峙できる基本法的憲法っていかなるものか?
安全保障問題は、国民の一人一人に帰ってくる問題、と思うのだが。。。!
今の平和状態は「憲法第9条」のおかげである等と、まじめに主張される方々がいる。
果たしてそうだろうか??大いに疑問を持つ。「拉致問題」を思うとため息しか出ない。
拉致に関与した者達、而して拉致した国を援助してる組織等々、不可思議なことだ。
国際社会にあって日本の立ち位置、国策・方向性等々、はっきり・真摯に表明すべきだ。
敗戦国として70年余り過ぎた。戦争・戦闘はあってほしくない。当然のことだ。
過去の教訓、戦争はしてはならない、軍国主義反対も納得行くことである。
現行「日本国憲法前文」って、読んだことある!?!下、日本国憲法 前文;
*      *      *
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、
わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、
圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、
自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、
この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
*      *      *
国民主権と代表民主制、平和的生存権、 国際協調主義、
日本国憲法の崇高な理想を謳っているが、
歴史、日本固有の伝統文化をも「前文」に表記すべき、と思って止まない。
敗戦によって出来た憲法である。そんな経緯をふまえて、独自性あるものに進化させる。
而して現代日本を取り巻く環境、現代人の生活文化等々、制定時とはかなり変化している。
「平和憲法」とは何か、を今こそ真摯に考える時期と思える。
古代から鎖国時代(江戸期)に至るまでに出来上がった日本的な「和の文化」。
全世界唯一の天皇制は、誇れるものである。
真摯に国民一人一人も考えるべき時が来ている。
大東亜戦争に敗れ、敗戦国として新たな出発をして70年余りをもった。
日本人的な敗戦前後の人間模様、激動期を実際に知るものも少なくなってきた。
文明開化の明治から大正・昭和・平成・令和と各時代をつぶさに思い将来を思考すべきだ。
鎌倉の中心!!象徴的な鶴岡八幡宮裏の高台にひっそりと石碑が立っている。
一般に公開されていないので知る人は少ないだろう。
鎌倉の地形は、明治期軍人、取分け陸軍歩兵の訓練に適した地形であった。
明治6年(1873)4月に明治天皇は鎌倉での第一回陸軍特別大演習を閲兵している。
天皇警護の近衛師団の演習であった。それを記す石碑が現存している(上画像)。
石碑を拝し辺りを見渡すと、かつて市域内の80%が緑であった鎌倉の自然環境を思える。
文明開化時代の天皇の行幸、そして自然環境。
こじつけではないが、天皇制や日本の国土、それらを考える時、ふと訪れたい場所。
今では立ち入れない場所だが、憲法を考える上での歴史と文化を想起させてくれる石碑。
天皇制の伝統、日本の歴史・文化に立脚した憲法を創りあげてほしいものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月3日、記」



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《 囈(18)“森の幻の花!?!”❖21-122❖》

《 囈(18)“森の幻の花!?...
《 囈(18)“森の幻の花!?...
以上3画像は、拝借したもの。 以上3画像は、拝借したもの。
《“泉の森⇔立ち入り禁止区域の花!!”❖2021/5/01❖》
四月三十日、お決まりの泉の森へ散歩に出掛けた。
目的は、イチヤクソウの生育状態を観察するのとサイハイラン観察。
どちらも健気な姿を見せた。イチヤクソウは群落、範囲も拡大していた。
サイハイランは、周りの野草が覆い隠し守っているようにも見えた(笑)。
その泉の森は、引地川の源泉地、水源には、大池と小池がある。
水源地周辺は、神奈川県企業庁(水道局)の管轄下で立ち入り禁止区域。
それ故、この池周りは金網で囲われ、池の縁には行けない。
一般人の目に触れない事もあって少々神秘的な場でもある。
森の散策路から眼下に大池は眺められるが、小池は見えない。
年に一二度、管理者の許可を得て水源地内を植物調査は、実施されている由。
植物に関心を持つ者からすると調査を公表してほしいと切望したい!?!
長い間、閉鎖的環境に育った植物、金網1枚向こう!!どう違うのか植物よ。
色々思いはあるが、前々からこの季節になると気になっている植物がある。
センダイタイゲキ(仙台大戟・トウダイグサ科トウダイグサ属。
学名:Euphorbia sendaica  日本固有種。環境省準絶滅危惧(Near Threatend)
泉の森水源地のセンダイタイゲキは、野生生息地の南限ということだ。
この地で自生の花姿を是非に見てみたい。
「令和参年(皇紀2681年)5月1日、記」





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《 囈(17)“里山はしご!?!”❖21-117❖》

サトヤマガーデンの入り口(色合... サトヤマガーデンの入り口(色合いが不十分。実際は綺麗だった。)
大花壇の左半分。 大花壇の左半分。
大花壇右半分。 大花壇右半分。
タイリンオオアマナ(大輪大甘菜... タイリンオオアマナ(大輪大甘菜)   キジカクシ科(Asparagaceae)
学名: 、Ornithogalum narbonense
別名: オオアマナ(大甘菜)と云われているが厳密には別種。
Ornithogalum umbellatum(オオアマナ)
オーニソガラム・ナルボネンセ(大輪大甘菜, Star of Bethlehem)。
花壇の外周で見かけた。自然植生は健在とばかりに咲いていた
帰りに寄った泉の森内、シラカシ... 帰りに寄った泉の森内、シラカシの池。辺りは貴重なしらかし林。
白鷺を観に、寫眞を撮る人々。
オオデマリ(大手毬)     ... オオデマリ(大手毬)      レンプクソウ科(Adoxaceae)
学名:Viburnum plicatum Thunb. f. plicatum
別名:テマリバナ(手毬花)

植栽された樹だが見事に咲き誇っていた。
イチヤクソウ(一薬草)   ツ... イチヤクソウ(一薬草)   ツツジ科 (Ericaceae)
学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld

今年もイチヤクソウが茎を立ち上げて、蕾を見せてくれていた。
2週間後が楽しみだ。
《“横浜里山ガーデン∽泉の森!?!”❖2021/4/24❖》
タイリンオオアマナ(大輪大甘菜);
タイリンオオアマナは、地中海沿岸原産の耐寒性・球根性多年草。
草原や荒地に自生。地下にある鱗茎は直径4 cm程で白く卵形をしている。
春に総状花序を伸ばし星型の白花を多数つける。花被片の裏側は薄緑色。
属名の「Ornithogalum」はラテン語で鳥の乳を意味する由。
種小名の「narbonense」はフランスの町名「ナルボンヌ」を意味する。
草丈は、40~50 cm。根際から生える葉は線形で多肉質。葉幅1~1.5 cm。
花茎を伸ばし先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し白い花をつける。
花弁は6枚である。4月~6月に咲き、花色は、白。雄蕊は、6本。虫媒花に由。

オオデマリ(大手毬);
花序が球形で大きな白色の不稔の花のみからなり、径5-9cm、不同に5裂する。
名前からすると コデマリ の大形種と思われがちだが、コデマリは、バラ科。
オオデマリは装飾花だけからなる栽培種で、日本では古くから栽培されている。
ケナシヤブデマリからの園芸品種と考えられている。

イチヤクソウ(一薬草);
根茎は下向き又はときに横走りし、やや太く、直径0.8~2㎜、わずかに分枝する。
根はときに太く、直径0.5㎜以下。茎は斜上し、ときに分枝する。
葉は、根際に集まり3~6枚、それぞれ1~3枚が1~2段に類輪生する。
葉柄は、長さ3~6㎝で円形、広楕円形、卵形で狭い翼がある。
葉の形は、楕円形~広楕円形~卵形、稀に円形で縁はごく浅い不明瞭な細鋸歯状。
葉裏が淡緑色~帯紫色、葉表は濃緑色、葉脈が淡色~白色。
葉の間から20cmほどの花茎を立て、上部に椀形の花を2〜10個付ける(白花)。
花冠は直径約1.3cmで、深く5裂する。雄蕊は10個、雌蕊は湾曲する。
萼は5裂し萼片は披針状三角形、基部の最も広い部分は幅1.6㎜位で長さは幅の2.5倍位。
先は鋭く尖る。花冠は5裂し、花弁は卵状楕円形で長さ6㎜位、幅4㎜位、先は丸い。
雄蕊は10個、上側に固まってつく。花糸は上向きに湾曲する。
葯は長さ2~3㎜、幅約1㎜、クリーム白色、先端付近は橙黄色。雌蕊1個で雄蕊より長い。
花柱は長さ1.㎝位、下向き斜めで先は上向きに湾曲(花が下向きの場合は曲がらない)。
柱頭は1個のえりと5個の直立した円筒形の裂片がある。
よく似た種にマルバノイチヤクソウ( Pyrola nephrophylla)がある。
マルバノイチヤクソウは、葉の幅が長さより広く、萼片の長さは幅とほぼ等しい三角形。
葉はロゼット状につき長い柄がある。葉は厚く長さ2㎝位、長さより幅の方が長い扁円形。
花は下向きに咲き、直径約1㎝。花冠は5裂。萼片は5裂し、裂片はほぼ三角形。
長さが幅よりわずかに長い程度の鋭頭形。
イチヤクソウは葉の長さが幅より長く、萼の裂片の長さは幅の2.5~4倍。
但し、色々と変形してるものもあり厳密に識別するのは、肉眼では分からない。
*       *       *      *      *
横浜市旭区の丘陵地に自然を活かした動物園や里山(緑地)がある。
その里山は、平成29年春「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の会場として整備された。
以来、花と緑の文化を発信する「里山ガーデンフェスタ」を春と秋、年2回開催している。
自然林の中心部が整地され色彩豊かな園芸種の散策路、展望デッキも造られていた。
例年凄い混雑で駐車場が満杯(時間帯が悪かった)。今年はじめて観る事が出来た。
でも・・・??里山の雰囲気ではなく“箱庭”って感じだった。緑地庭園と言ったほうが!!
外周の自然林を回らず持参した弁当を食べ会場を後にした。
少々、モノ足りず・・・帰宅途中に身近な泉の森に寄る。何故か・・ホッとした。
それでも、散策しながら思うのは・・・泉の森の管理にも不満があることだ。
いち爺の戯言だが、尾瀬の保全に尽力された平野ファミリーの凄さを思い出した。
「令和参年(皇紀2681年)4月26日、記」







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《 眼福(97)“温室のある公園!?!”❖21-116❖》

グリーンハウス玄関!! グリーンハウス玄関!!
2回の展望室からのフランス公園... 2回の展望室からのフランス公園。
《“サカタのタネグリーンハウス!?!”❖2021/4/10❖》
サカタのタネグリーンハウスは、いつも花飾りで迎えてくれる。
「令和参年(皇紀2681年)4月25日、記」



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《 眼福(93)“経過観察21/04/21!?!”❖21-112❖》

一昨年の6月、伊豆半島で枝切し... 一昨年の6月、伊豆半島で枝切して持ち帰った紫陽花。どんな姿を見せてくれるか!?!
清々しい朝に魅せる、シランの花... 清々しい朝に魅せる、シランの花。
《“花見&観察・・・森爛漫(2)!?!”❖2021/4/4❖》
何の手入れもせず、只々見守っているだけの庭の植物。
四月に入り花目らしきものを観たが、今朝、立派な花に育つ姿を観た。
今年の梅雨期は、僕にとっては至福の期に成るだろう。
そして紫陽花から少し離れた所、門脇にシランが1茎、瀟洒な花を見せた。
「令和参年(皇紀2681年)4月21日、記」



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《 眼福(92)“近郊の公園(1)!?!”❖21-111❖》

麻溝公園内に併設されてる子供む... 麻溝公園内に併設されてる子供むけ小動物園。
散歩路にから見る展望台。 散歩路にから見る展望台。
公園内にある芝生広場。流行りの... 公園内にある芝生広場。流行りのポップアップテント色々と!?!
親子連れで賑わっていた。 親子連れで賑わっていた。
展望台からの眺め。 展望台からの眺め。
展望台からの遠望丹沢・奥多摩方... 展望台からの遠望丹沢・奥多摩方面。
《“相模原市麻溝公園・・春爛漫!?!”❖2021/4/10❖》
四月に入ってもコロナ感染拡大は止まらない!?!
自分本位だが、運動(行動)は必要と散策に出掛けている。
そろそろ早咲きクレマチスが見られるのでは??と麻溝公園へ。
そこは、相模原公園と接し、女子美大キャンパスにも隣接する。
原種のオタクサ(紫陽花)も見れる等、好みの公園だ。
最近、公園で見掛けるワンタッチテント(ポップアップテント)??
僕ら年代で言う、ツエルト(簡易テント)の進化形か??
それにしても時代が変った、と思うもテントを見ると昔を思い出す。
黒部の丸山東壁、幽ノ沢の壁、5月連休の剣岳三の窓、懐かしい。
「令和参年(皇紀2681年)4月20日、記」







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《 眼福(90)“森の春(7)!?!”❖21-109❖》

チゴユリ(稚児百合)     ... チゴユリ(稚児百合)     イヌサフラン科 (Colchicaceae)
学名:Disporum smilacinum A.Gray.





イカリソウ(碇草・錨草)   ... イカリソウ(碇草・錨草)   メギ科(Berberidaceae )
学名:Epimedium grandiflorum Morr. var. thunbergianum (Miq.) Nakai





クサイチゴ(草苺) バラ科(R... クサイチゴ(草苺) バラ科(Rosaceae)
学名:Rubus hirsutus Thunb.





ヒトリシズカ(一人静) センリ... ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus Siebold
Tricercandra japonica (Siebold) Nakai
別名:ヨシノシズカ(吉野静)、マユハキソウ(眉掃草)





ヤマシャクヤク(山芍薬)   ... ヤマシャクヤク(山芍薬)      ボタン科(Paeoniaceae)
学名:Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda.
Paeonia obovata Maxim. var. japonica Makino
《“花見&観察・・・森爛漫!?!”❖2021/4/4❖》
四月に入り色々な花が、泉の森でも見れるようになった。
嬉しいことだが、花々の名前を特定するのが大変。
*     *     *     *    *
チゴユリ(稚児百合);
小さな可愛い花を稚児(子供)にたとえた花名。下向きに咲くので見つけにくい。
茎高20〜35cm。葉は長さ4〜7cm、幅2〜3cm楕円形〜長楕円形で先は尖る。
細い根茎を伸ばし茎は普通、分枝しない。分枝するものをエダウチチゴユリと言う。
チゴユリの変種とされていたが、最近では分類せず同一に扱う事が普通となった。
葉は長さ3~7㎝、幅1.5~3㎝で先が尖る。茎先に白色花が1〜2個斜め下向きにつく。
花柄は長さ1~1.5㎝。花弁は6枚で長さ約1.5cmの披針形で広鐘形に開いている。。
雄蕊は6個あり花糸は長さ5~6㎜で扁平し下方の幅が広い。
葯は長さ2~3㎜。子房は長さ2~3㎜の倒卵形。花柱は長さ5~7㎜。
チゴユリとホウチャクソウの雑種をホウチャクチゴユリと言うらしいが未見。
茎や葉はホウチャクソウに似て、花がチゴユリに似て垂れ下がる由。

イカリソウは、ブログルに以前、記した此処を参照してください。

クサイチゴ(草苺);
クサと名が付くのは草のように見えるから付いた名前で、キイチゴの仲間。
地下茎で横に広がり茎高は、60cmにもなる。
幹には、短い軟毛と腺毛が生え下向きに曲がる大きな刺と開出する小さな刺が生える。
茎、花柄、葉裏、萼片には腺毛と短い白毛があり、托葉は披針形。
葉は互生。長さ10〜18cmの奇数羽状複葉で、小葉の縁に細かい鋸歯がある。
表面には軟毛、裏面の脈上には軟毛と小さな刺がある。
花は雄花と両性花があり、直径約4 ㎝の白色の5弁花を咲かせる。
花柄や萼の外側には軟毛と腺毛が混生する。

ヒトリシズカ(一人静) ;この花もブログルに以前、記した此処を参照してください。

ヤマシャクヤク(山芍薬) ;
根茎は横に伸び太い根を出す。葉は3-4個が互生し、基部に数個の鱗片がある。
2回3出複葉で小葉は長さ5-12cmの楕円形~倒卵形で先は狭くなってとがる。
両面とも無毛で表面は光沢があり、裏面は白色を帯びる。
小葉は楕円形~倒卵形、葉裏は白色を帯びる。
花は茎頂に上向きにつき、直径4~5㎝。花弁は5~7個、白色、倒卵形。
半開きの状態で咲き、縁は互いに重なり、3-4日ではらりと散り落ちる。
萼片は3個。卵形で緑色。雄蕊は多数で花糸は糸状。
雄蕊の内側に雌蕊を囲んで環状に花盤が発達。雌蕊は、普通3個、時に2または4個。
花柱は短く柱頭の先は赤く曲がる。環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)。
普通は群生することはなく点々と生えているが、群落を形成することもある。
また、葉の裏面に毛のあるものをケヤマシャクヤクという。
又、よく似た淡紅色の花を紅花山芍薬と云い、花柱は5個、柱頭が外側に巻き込む。
京都・美山、南丹市美山町内久保地区に見事な紅花山芍薬群落がある由。
一度、目の保養をしたいものだ。京都府の希少野生生物「絶滅寸前種」。
「令和参年(皇紀2681年)4月18日、記」







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《 眼福(89)“森の春(6)!?!”❖21-108❖》

《 眼福(89)“森の春(6)...
ヤマブキソウ(山吹草)    ... ヤマブキソウ(山吹草)       ケシ科(Papaveraceae)
学名:Chelidonium japonicum Thunb
Hylomecon japonica (Thunb.) Prantl et Kündig
《“花見&観察・・・お花畑!?!”❖2021/4/4❖》
四月はじめ、泉の森に見慣れた花々がいきいきと魅せた花々。
環境が合ったのか昨年に比べ群落・お花畑が広がった。
*        *       *        *       *
ヤマブキソウ(山吹草);
花が ヤマブキ 似で名前が付いた。だがヤマブキは花弁5枚、ヤマブキソウは4枚。
落葉樹林やまばらな常緑樹林の中や縁など、比較的明るい場所に見られる植物。
群落形成することが多く、単体で見ることは少ない。野生は、減少しているようだ。
地下に球根(根塊)ができ、春に芽吹き、小葉が3枚集まって一枚の葉(三出葉)となる。
縁にギザギザが見られ、葉や茎を切ると黄色い汁が出る。
花径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色。群落を見ると壮観だ。
葉の姿も多様で、その形でヤマブキソウ、ホソバヤマブキソウ、セリバヤマブキソウ!!
色々あるあるが、セリバヤマブキソウは細い葉が細かく切れ込む鑑賞価値の高い種。
ケシ科クサノオウ属に分類されていたが、現在は独立したケシ科ヤマブキソウ属。
神奈川では小仏山地、相模原台地の落葉樹林内や林縁、段丘崖下に野生種が実在。
それらの地等で盗掘がおびただしく、「神奈川RDB」で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
「令和参年(皇紀2681年)4月17日、記」









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《 眼福(88)“森の春(5)!?!”❖21-107❖》

《 眼福(88)“森の春(5)...
《 眼福(88)“森の春(5)...
イチリンソウ(一輪草) キンポ... イチリンソウ(一輪草) キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
学名:Anemone nikoensis Maxim.
別名: イチゲソウ(一華草)、ウラベニイチゲ(裏紅一華)




《 眼福(88)“森の春(5)...
ニリンソウ(二輪草)     ... ニリンソウ(二輪草)     キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
学名:Anemone flaccida F. Schmidt.
《“花見&観察・・・群生する花達!!”❖2021/4/4❖》
四月はじめの森に見慣れた花々だが益々いきいきと増えてる花々。
環境が合ったのか昨年に比べ群落・お花畑が素晴らしい。
イチリンソウ(一輪草);
ニリンソウ は一つの茎に花を2個つけるが、イチリンソウは、1個だけが普通。
葉が羽状に細く裂けるのが特徴。林中等で日陰に見える。高さ20〜25cm位。
別名のウラベニイチゲ(裏紅一華) は、花弁の裏側が薄いピンクをしている。
根茎は横に広がる。茎葉は総苞状、有柄、3個輪生し3出複葉。小葉は羽状に深裂する。
根生葉の上には花茎を出さない。
花は直径3~4㎝で1個つく。花弁に見えるのは萼片。
萼片は白色、長楕円形で5~6個、稀に7個つく。花の裏側は、薄い紫色.。雄蕊・雌蕊多数。
二輪草は、葉の裂片の幅が広く花も小型。萼の多いものをヤエイチリンソウと呼ぶ。
花がよく似たニリンソウは、3輪生した葉に葉柄がない。

ニリンソウ(二輪草);
一つの茎に2つの花がつくことからきた名前だが、最初に一つが咲き、後から2つめが咲く。
稀に一個しか咲かないものもあるが、これを一輪草とは言わない。
花も葉も、おひたしなどにして食べると、くせのない味で山菜としても有名。
和名の由来は花が2個ずつつくことが多いことから。
茎葉は3個輪生し、小葉が羽状に深裂する。茎葉には、葉柄がない。
3個がそろって丸い葉のように見え、葉の表面に白い斑紋が見える。
花は直径約2㎝、1~3個つく。花弁に見えるのは萼片。
萼片は、8~10㎜位で白色、長楕円形で5~6個つく。
根茎は漢方薬の材料となりウマチなどの疼痛に効くとされる。
花は、イチリンソウに比べるとニリンソウはかなり小さい。
「令和参年(皇紀2681年)4月16日、記」







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《 眼福(87)“森の春(3+1)!?!”❖21-106❖》

ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイ... ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott、 在来種;本州(関東地方以西)
散策路の脇の崖沿いに1茎だけ立... 散策路の脇の崖沿いに1茎だけ立っている。此処になぜ・・・!?!って感じ。
モノトーンが、今年の課題?? モノトーンが、今年の課題??
チョット、全体像を・・・引いて... チョット、全体像を・・・引いて見ると中々のものだ。


ウラシマソウ(浦島草) サトイ... ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema urashima H.Hara
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
仲良く・・・隠れているように見... 仲良く・・・隠れているように見える!!
《“花見&観察・・・サトイモ科の花”❖2021/4/4❖》
ムサシアブミ(武蔵鐙);
横から見ると馬具のアブミ(鐙)のつま先を囲む部分に似ている事で和名がいた由。
アブミに似た所を部分名称で仏炎苞と呼んでいる。草丈は、30cm前後。
葉は2枚、小葉は3枚。小葉幅は広く、長さ20㎝前後。葉柄は高さ20cm前後。
葉柄の間から葉よりやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は、暗紫色か緑色と変化があり白い筋がある。筒部は長さ5cm前後。
口辺部は耳状に張り出し舷部は袋状に巻き込む。花序の付属体は白い棒状。
仏縁苞中に肉垂花序があるが、苞が縁両側横に張り出すので肉垂花序は見えない。
肉穂花序(にくすいかじょ:多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生する)、
仏炎苞(ぶつえんほう)共々難しい名称だ。
「仏炎苞」とは、形が仏像の背後にある仏炎に似ているためだとか。
平安時代、武蔵国の特産品として鐙が作られていた。
現代では、武蔵の国と言ってもピンと来ない。おまけに「武蔵国」関東地方では、
ムサシアブミは余り見かけなくなった。この泉の森でも以前は見かけなかったのだが?

ウラシマソウ(浦島草);
花穂先が、細長く伸び垂れ下がる。これを浦島太郎の釣り糸に見立てて名前が付いた由。
花序の先端の付属体だが、なぜこのような姿になったか??不思議だ。
花のように見えるものは苞で、花序は中にあって見えない。その苞を仏炎苞と呼ぶ。
地下にある球茎は多数の子球をつくり、盛んに栄養繁殖をするので纏まって生える。
成熟して開花する株の葉は1枚、葉柄は太く茎の様に見え、花茎より高く直立する。
小葉は11~15枚(鳥足状複葉)。葉柄の基部が鞘状になっているため茎に見える。
偽茎だが、そこから花茎を直立し、暗紫色の仏炎苞をつける。
仏炎苞の中に多数の花をつけた肉穂花序があるのだが、
花序の延長部(付属体)が仏炎苞の外に出て高く立ち上がり、先が細くなって垂れ下がる。
雌雄異株であり、若い株は雄花、肥大した球茎をもつ大きな株になると雌花をつける。
花序の先の付属体は紫黒色で、長さ60cmにもなる。不思議な容姿である。
「令和参年(皇紀2681年)4月15日、記」




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