紫陽花巡り第三弾、南伊豆・北西部の丘陵にある小さな植物園を訪ねた。
位置的には西伊豆に戻る感じだが、対向車があると大変な道、そんな所を行く。
前日の走雲峡に比べ道幅は、かなり狭い。そんな山奥??にパン屋とかカフェもある由。
国道からなら、雲見温泉側から入るのがベターだと地図で分るのだが、、。新地開拓!!
伊豆半島の県道は、神奈川の山地に見る林道に比べると、大層・・・貧弱、と映る。
又、植物園までの山林は紫陽花が育つ環境ではなさそうだった。
山林を登り切った所が天神原(地名)、そこに”ササユリの里 天神原植物園”がある。
野生紫陽花なら石廊崎・大瀬・下流・手石・田牛で観られるが”天神原植物園”異色だった。
此処の植物園は、日本の固有種植物のみを植栽している野草植物園って謳っている。
ササユリの開花には少し早かったが、ホンアジサイ等が咲き誇っていて圧巻だった。
次に訪れた場所は、伊豆下田・中(地名)の寝姿山ロープウェイ真下(旧道)。
紫陽花で有名なのは、下田公園。植栽された紫陽花が、山程に観れる(一度拝観した)。
だが、自生紫陽花を探している者にとっては、寝姿山下の方が魅力的^^)。
訪れる人は、少ないだろうが今年も楚々と咲いていた。見事だった。
* * *
以下は、紫陽花について;
アジサイ(紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ
アジサイとは、日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis を
原種とする栽培品種。狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花を指す。
これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類している。
広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや新しい品種を含め
アジサイ(Hydrangea macrophylla) と称し、数百品種がある。
更には、セイヨウアジサイ Hydrangea macrophylla form. hortensia は、
ヨーロッパで品種改良されたアジサイとして園芸品種が多数ある。
アジサイ 属は日本に自生するガクアジサイを原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指す。
学名はHydrangea macrophylla form. macrophylla。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
Hydrangea macrophyllaは、萼紫陽花やセイヨウ紫陽花等、栽培種の総称。
アジサイは、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある。
山紫陽花やアメリカノリノキの園芸品種なども含められており、2000種以上もある。
とくにヤマアジサイはエゾアジサイ、アマチャ、ベニガク、シチダンカなどの変種が多く、
アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種も多い。
ジョウザンアジサイやカラコテンギ等を交配したニューアジサイと呼ばれる品種もある。
狭義のアジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)
散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。
花は萼片が白色、青色、紫色、赤色、普通4個(3~5個)。
花弁は4個、長さ約3㎜。雄蕊は普通8個。種子はほとんどできない。
原種に近いものは葉が厚く、三角状鋸歯。雄蕊が明瞭。
ガクアジサイ(額紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ "Hydrangea macrophylla form. normalis”
本州(房総半島、三浦半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)に自生する。
「令和参年(皇紀2681年)7月6日、記」