《眼福(166)“7月の泉の森(10)!?!”❖21-201❖》

《眼福(166)“7月の泉の森...
《眼福(166)“7月の泉の森...
キクイモ(菊芋)  キク科(A... キクイモ(菊芋)  キク科(Asteraceae)
学名:Helianthus tuberosus
別名: ブタイモ(豚芋)、アメリカイモ(亜米利加芋)
《泉の森の野草(10)❖2021/07/15❖》
キクイモ(菊芋);
キクイモモドキ や オオハンゴンソウに酷似している。土手や空き地等に群生。
北米原産の帰化植物で、根に芋ができるのでキク芋と呼ばれる。
戦時中、食料栽培され日本中に広がるが、昨今は、高血糖抑止の効能が注目されている。
だが、日本では外来生物法により要注意外来生物に指定されてしまった。
その一方、フランス料理やイタリア料理で広く使われているようだ。
一般的にtopinambour(フランス語)とかtopinambur(イタリア語)と云う事でわかる。
幕末の頃、イギリス初代駐日総領事ラザフォード・オールコック(1809~1897)は、
キャベツ、レタス等を紹介した『大君の都(The Capital of the Tycoon)』にも出てくる。
現在の日本では、菊芋漬物は見かけるが、根菜利用は少なく、栽培生産量も少ない。
根茎があり、成長すると塊茎をつくる。塊茎には、10数%のイヌリン(多糖類)を含む。
葉形や覆われる細かい毛に変化が多く、形態等も分類学上、十分な研究がない。
茎は高さ2m以上にもなり、葉とともにざらざらつき、粗毛を密生し時に白粉を帯びる。
下部の葉は対生、上部は互生し、卵形か卵状楕円形で基部は葉柄に狭い翼となる。
上部の枝先にキクに似た黄色の頭花をつける。頭花は、内側には筒状花が多数集り、
まわりに10〜20個の鮮黄色の舌状花が1列に並ぶ。
総苞は半球形で、総苞片はふつう3列に並び、上半部はそり返る。
区別しにくいキクイモモドキはHeliopsis helianthoidesは毛が少なく、あっても軟毛。
葉の基部は心形にならない。
「令和参年(皇紀2681年)7月19日、記」
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《眼福(165)“7月の泉の森(9)!?!”❖21-200❖》

《眼福(165)“7月の泉の森...
《眼福(165)“7月の泉の森...
ミズタマソウ(水玉草) アカバ... ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科(Onagraceae)
学名:Circaea mollis Sieb. et Zucc.





《泉の森の野草(9)❖2021/07/15❖》
ミズタマソウ(水玉草);
花自体を見ていて何処が水玉???と考えてしまう。
が、花後の実を見ると確かに水玉のような小さな実に見える。
開花は、8月と思っていたが平均より半月も早く花を見つけた。
茎高50cm前後。茎には下向きの毛が生え、節は赤褐色を帯びる。
葉は対生、卵状長楕円形。先端は尖り基部は丸みを帯び縁に浅い鋸歯。
茎の先や上部の葉腋から花序をだし白色・淡紅色の小さな花をつける。
花弁は二枚で白色、先が半分位まで切れ込む。萼は2個、花弁より大きい。
雄蕊2個。柱頭は2裂。花柄の毛はまばらで、少ない。
花後の果実、暑さと草叢を入り込まないと、それ故、観察したことはない。
よく似たウシタキソウは全体に細毛があり葉幅がやや広く、基部が心形。
萼に毛が密生し、蕾の毛が目立つ。果実の縦溝が不明瞭。
タニタデは茎が無毛で赤味を帯び、葉も無毛。水玉も赤味を帯びる。
花弁の切れ込みが浅い。果実が細長く、果柄が長い。

以上の点を踏まえ観察し識別する、と教わったメモをみる。
亡き母親の熱心さに驚く。我が孫にも教え示したい。
「令和参年(皇紀2681年)7月18日、記」





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《眼福(159)“7月の泉の森(3)!?!”❖21-194❖》

《眼福(159)“7月の泉の森...
キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科... キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.
Trichosanthes japonica (Miquel) Regel
Trichosanthes kirilowii Maxim.  広義





《泉の森の野草(3)❖2021/07/10❖》
キカラスウリ(黄烏瓜);
キカラスウリは花びらの先がY字形に裂け、布の先がほつれたような花。
カラスウリ や オオカラスウリ は裂けていない。又、果実が黄色である。
あせもの薬の天花粉(天瓜粉)はこの根のでんぷんから作ったものである由。
キカラスウリをトウカラスウリvar. kirilowiiの変種として分類していることが多いが、
最近ではTrichosanthes japonicaをTrichosanthes kirilowiiの同義語として表記される。
葉は、濃緑色で光沢があり、浅く3~5裂し、裂片の先は丸く又は尖ることもある。
若葉は光沢があり鮮緑色であるが、やや青白味を帯び葉脈がはっきり見える場合もある。
雌雄異株。夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまうことが多い。
花冠は5分裂し、裂片の先は広がって、さらに先端は糸状に細裂する。
果実は長さ約10㎝の惰円形で黄色に熟し、種子にはカラスウリのような帯はない。

「令和参年(皇紀2681年)7月12日、記」

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《眼福(158)“7月の泉の森(2)!?!”❖21-193❖》

《眼福(158)“7月の泉の森...
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ... フシグロセンノウ(節黒仙翁)   ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Lychnis miqueliana Rohrb.
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai






《泉の森の野草(2)❖2021/07/10❖》
フシグロセンノウ(節黒仙翁);
フシグロセンノウは、林縁・林床の湿った所に生え、節が黒いのでフシグロ。
京都の仙翁寺(せんのうじ)にこの仲間の栽培種がたくさんあったのでセンノウ!?!
茎は直立し上部で分枝、節が太くなり、黒紫色を帯びる。茎高90cm近くにもなる。
葉は対生し先が尖り、縁に毛がある。枝の先に朱色の花を2-5個咲かせる。
花は、直径5㎝位。花弁は5枚。花弁は、倒卵形で先が円く中央に明瞭な溝が見える。
花弁の基部には花弁と同色の鱗片が2個ずつつく。雄蕊10個、5個ずつ2列。葯は紫色。
萼は、長円筒形で先が5裂し蕾の時は2片が長い。
仲間のマツモトセンノウは、花弁の先が浅く2裂し、縁に歯牙がある。

「令和参年(皇紀2681年)7月11日、記」
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《眼福(157)“7月の泉の森(1)!?!”❖21-192❖》

《眼福(157)“7月の泉の森...
ノササゲ(野ささげ)     ... ノササゲ(野ささげ)      マメ科(Fabaceae)
学名:Dumasia truncata Sieb. et Zucc.
別名: キツネササゲ
《泉の森の野草(1)❖2021/07/10❖》
ノササゲ(野ささげ);
ツルマメ や ヤブマメ の花が黄色になったような植物で野山で普通にみられる。
茎は黒紫色を帯び、長さ3mにもなる蔓性植物。
葉は3小葉で互生。頂小葉は長卵形で表面は緑白色、裏面には伏した短毛がある。
葉の腋から出る花序に長さ1.5~2㎝の淡黄色の蝶形花を数個つける。
萼は筒形で、萼片はほとんど目立たない。
2018年は、7月13日に花を確認している。8月・9月にも咲くようだ。久し振りに見た。
「令和参年(皇紀2681年)7月10日、記」

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《眼福(156)“熱海散歩!?!”❖21-191❖》

熱海海岸のハーバー。 熱海海岸のハーバー。
海岸公園のモニュメント。 海岸公園のモニュメント。
園芸種の紫陽花が植栽されていた... 園芸種の紫陽花が植栽されていた。
ジャカランダも綺麗な顔を見せて... ジャカランダも綺麗な顔を見せてくれた。





海岸通にある洋食店”ナギサ”パ... 海岸通にある洋食店”ナギサ”パンにお店の刻印が^^)。
《熱海梅園の蛍❖2021/06/10❖》
今年の伊豆半島紫陽花巡り、思い知ることも多々あった。
自然界に抱かれ人間は、只々生かされている、と実感した次第。
紫陽花鑑賞の最後に、熱海梅園で蛍を観ることにした。
早めに軽く夕飯をとった。今回の宿の食事、味もさることながらボリュウムが凄かった。
三日目の夕食はいただかなくても良い程だった。度々ランチを頂く洋食屋さんへ。
今まで気付かなかったが、ランチもディナーも定食は同じメニュー!!
ゆっくりと・・・堪能しながら夕食をとった。美味!!
この御店のパンは、店名が刻印されて、、、しかも美味しい。たのしかった。
夕食後、海岸を散歩。結構、別荘族が散歩していた様にお見受けした。
蛍鑑賞・・・当然真っ暗・・・三脚なし。画像は来年に??
今回の旅で思ったのは、マニュアルでピント合わせが上手くいかなかった。
目の検査が必要だ。老化?? いただけない。

「令和参年(皇紀2681年)7月9日、記」



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《眼福(155)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(12)!?!”❖21-190❖》

今年も見事な萼紫陽花が出迎えて... 今年も見事な萼紫陽花が出迎えてくれた。以下種類名は、省くが観た一部を掲載する。
観察した順で掲載する。
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
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《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《眼福(155)“「集(あづ)...
《伊豆高原、紫陽花記”❖2021/06/10❖》
紫陽花巡り第五弾、伊豆高原。そこは、自生紫陽花の宝庫であちこちに点在する。
丘陵から海岸に至る地形が、紫陽花の自生(野生化)に適しているのだろうか??
ともかく萼紫陽花の変異株が、たくさん見つかっている。それ故、盗採が心配だ。
それでも自然は強い。人間が近寄れない崖等に然と息づいて、、、恐れ入る。
伊豆高原・城ヶ崎海岸周辺を時間を掛けてしっかり観察してみたいのだが。。。!
以前、城ヶ崎海岸の中央部に自生紫陽花を集めて見せてくれる植物園があった。
そこが数年前、ニューヨークランプ&フラワーミュージアムとなり再開園された。
博物館の一部として、付属庭園”あじさい苑”となりカフェも併設された。
リニューアル後のあじさい苑、管理されすぎ、小奇麗だが野趣に欠けているようだ。
観光的ならそれで良いだろうが、真の城ヶ崎紫陽花を紹介するには不十分ではないか。
自生紫陽花に近い状態をみせてくれる最良な場所が、伊豆高原駅近くにある。
昨年迄、伊豆高原おもしろ博物館の名称で親しまれていた所だ。
伊豆高原の”オルゴール館”館長所有の博物館で3500坪の広さは樹々で覆われている。
敷地内に紫陽花研究園(僕が勝手に付けた名称)があって、色々な野生紫陽花がみれる。
伊豆半島の紫陽花が中心だが、日本固有種の紫陽花が手にとって見れる。
園内は一般公開されているわけではないが、一部は散歩路として開放されている。
一般人は、通っている所が、紫陽花の貴重種とはわからないだろうが見事な紫陽花群。
おもしろ博物館は、昨年閉鎖されたが、今年、館長の知人が新たな施設を開設した。
紫陽花群は、所有者の”平澤 哲氏(紫陽花研究者)”が育成管理しておられる。
新たに開設されたは、城ヶ崎文化資料館 Lingua Franca cafe(リンガフランカカフェ)。
アート、アンティークが鑑賞できるギャラリーカフェ。取り囲む紫陽花群は見放題だ。
平澤 哲氏には、色々とご指導・ご教示を頂いている(今年は、希少紫陽花を頂いた)。
平澤 哲氏は、地元では”オルゴール館館長”としては知れれているが、、、!?!
紫陽花研究者でおられることは、知る人ぞ知る!!である。
「令和参年(皇紀2681年)7月8日、記」

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《眼福(153)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(9)!?!”❖21-188❖》

立派なホンアジサイ。 立派なホンアジサイ。
アジサイ(紫陽花)      ... アジサイ(紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ



綺麗な萼紫陽花。... 綺麗な萼紫陽花。



花等の色合いが、綺麗だ。... 花等の色合いが、綺麗だ。


《眼福(153)“「集(あづ)...
山紫陽花系(ベニガク) 山紫陽... 山紫陽花系(ベニガク)


山紫陽花系(ベニガク)

山紫陽花系(シチダンカ) 山紫陽花系(シチダンカ)
《眼福(153)“「集(あづ)...
色々な種類の紫陽花が植栽されて... 色々な種類の紫陽花が植栽されている。
山紫陽花系。 山紫陽花系。
萼紫陽花の手鞠咲き。 萼紫陽花の手鞠咲き。
石垣に山紫陽花が植栽されていた... 石垣に山紫陽花が植栽されていた。





石垣に植栽されていた花々。








寝姿山ロ-プウェー。 寝姿山ロ-プウェー。
相変わらずでかい萼紫陽花が咲き... 相変わらずでかい萼紫陽花が咲き誇っていた。
《南伊豆~北川、紫陽花記”❖2021/06/09❖》
紫陽花巡り第三弾、南伊豆・北西部の丘陵にある小さな植物園を訪ねた。
位置的には西伊豆に戻る感じだが、対向車があると大変な道、そんな所を行く。
前日の走雲峡に比べ道幅は、かなり狭い。そんな山奥??にパン屋とかカフェもある由。
国道からなら、雲見温泉側から入るのがベターだと地図で分るのだが、、。新地開拓!!
伊豆半島の県道は、神奈川の山地に見る林道に比べると、大層・・・貧弱、と映る。
又、植物園までの山林は紫陽花が育つ環境ではなさそうだった。
山林を登り切った所が天神原(地名)、そこに”ササユリの里 天神原植物園”がある。
野生紫陽花なら石廊崎・大瀬・下流・手石・田牛で観られるが”天神原植物園”異色だった。
此処の植物園は、日本の固有種植物のみを植栽している野草植物園って謳っている。
ササユリの開花には少し早かったが、ホンアジサイ等が咲き誇っていて圧巻だった。
次に訪れた場所は、伊豆下田・中(地名)の寝姿山ロープウェイ真下(旧道)。
紫陽花で有名なのは、下田公園。植栽された紫陽花が、山程に観れる(一度拝観した)。
だが、自生紫陽花を探している者にとっては、寝姿山下の方が魅力的^^)。
訪れる人は、少ないだろうが今年も楚々と咲いていた。見事だった。
*       *       * 
以下は、紫陽花について;
アジサイ(紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ
アジサイとは、日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis を
原種とする栽培品種。狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花を指す。
これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類している。
広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや新しい品種を含め
アジサイ(Hydrangea macrophylla) と称し、数百品種がある。
更には、セイヨウアジサイ Hydrangea macrophylla form. hortensia は、
ヨーロッパで品種改良されたアジサイとして園芸品種が多数ある。
アジサイ 属は日本に自生するガクアジサイを原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指す。
学名はHydrangea macrophylla form. macrophylla。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
Hydrangea macrophyllaは、萼紫陽花やセイヨウ紫陽花等、栽培種の総称。
アジサイは、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある。
山紫陽花やアメリカノリノキの園芸品種なども含められており、2000種以上もある。
とくにヤマアジサイはエゾアジサイ、アマチャ、ベニガク、シチダンカなどの変種が多く、
アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種も多い。
ジョウザンアジサイやカラコテンギ等を交配したニューアジサイと呼ばれる品種もある。
狭義のアジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)
散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。
花は萼片が白色、青色、紫色、赤色、普通4個(3~5個)。
花弁は4個、長さ約3㎜。雄蕊は普通8個。種子はほとんどできない。
原種に近いものは葉が厚く、三角状鋸歯。雄蕊が明瞭。


ガクアジサイ(額紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ "Hydrangea macrophylla form. normalis”
本州(房総半島、三浦半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)に自生する。

「令和参年(皇紀2681年)7月6日、記」
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《眼福(152)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(8)!?!”❖21-187❖》

136号線松崎から下賀茂方面、... 136号線松崎から下賀茂方面、丘陵・小山が海沿いに並んでいる、當にジオパーク。
道路斜面が整備された故にこんな光景が姿を現したか??
白っぽく見える線が山の上に続いている。紫陽花の萼片である(見づらいが)。
低木林帯の中は、萼紫陽花と山紫... 低木林帯の中は、萼紫陽花と山紫陽花が交配したような紫陽花が目についた。
136号線から県道16号線(下... 136号線から県道16号線(下田石廊松崎線)に入ると急に狭い道となる。
そんな道沿いにサワアジサイ(萼紫陽花)がしっかりと根付いている。
《眼福(152)“「集(あづ)...
《眼福(152)“「集(あづ)...
小城トンネル、この辺りは仲木と... 小城トンネル、この辺りは仲木という場所。
《眼福(152)“「集(あづ)...
典型的なサワアジサイ(萼紫陽花... 典型的なサワアジサイ(萼紫陽花)だが、花も萼も葉もとても大きい。
県道から直線200mで三坂(中木)魚港。ここらの海岸は、ダイビングの聖地で有名な所。
《眼福(152)“「集(あづ)...
三坂漁港から100m余りの民家... 三坂漁港から100m余りの民家裏の紫陽花。これは、山紫陽花系と思える樹。茎高2m以上あった。

中木から800m程走った所の”... 中木から800m程走った所の”あいあい岬の斜面にも紫陽花群落が見られる(仔細不明)。
《西伊豆~南伊豆・紫陽花記”❖2021/06/08❖》
今年の紫陽花巡り第二弾、恒例の伊豆半島巡りに出掛けた。
今年は、まず西伊豆松崎の近くの”はんばた市場”に向かった。
松崎近くの田子は、田子節(枯れ節・・鰹節)の生産地である。
鰹節関連の食材が色々入手できると聞き、訪ねた(最良品をゲット)。
そんな寄り道をしたので昼食は、名物コロッケとパンを求めて車中食。
松崎には、立派な棚田がありそちらに目が向き、海岸線関心を持たなかった。
今年は、136号線松崎雲見温泉からの(ビーナスライン)を注意深く見ながら通った。
昨年まで気づかなかった紫陽花群落を数か所観た(不明の至^^)。
萼紫陽花の変種と思しき野生的交雑種では!?!と驚いた。
場所は、伊浜漁港上辺りから妻良間。
136号線の差田から16号線に入ると今年も見慣れた萼紫陽花が現れた。
中木までの間、数カ所はほぼ例年通り(10年前と比べると微妙に進化!)。
だが、目の前で手に取れるほど近くで観察できる走雲峡は、工事中だった。
おまけに道路沿いが整備され紫陽花が伐採されてるところもあって愕然。
植栽された紫陽花群だろうが、数十年で進化していたろうに、残念。
*       *       * 
以下は、紫陽花について;
ガクアジサイ(額紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ "Hydrangea macrophylla form. normalis”
は本州(房総半島、三浦半島、和歌山県神島)、四国(足摺岬)に自生する。

「令和参年(皇紀2681年)7月5日、記」





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《眼福(151)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(7)!?!”❖21-186❖》

紫陽花苑で最初に見えたのが”ア... 紫陽花苑で最初に見えたのが”アナベルの若い花”


萼紫陽花の中には、2m位の高さ... 萼紫陽花の中には、2m位の高さのものがあった。
《眼福(151)“「集(あづ)...
《眼福(151)“「集(あづ)...
以上3画像は、典型的な萼紫陽花... 以上3画像は、典型的な萼紫陽花。
萼紫陽花の園芸種、墨田の花火。 萼紫陽花の園芸種、墨田の花火。
西洋紫陽花。... 西洋紫陽花。


山紫陽花系、紅(クレナイ)。... 山紫陽花系、紅(クレナイ)。


柏葉紫陽花。満開までは少し時間... 柏葉紫陽花。満開までは少し時間がかかる(当時)。
これ等の他にも色々な種類が蕾を持っていた。




《俣野別邸庭園・紫陽花記”❖2021/05/22❖》
今年の紫陽花巡りの第一弾、俣野別邸庭園内、紫陽花苑。
植栽された紫陽花群だが、立派に生育していた。

*       *       * 

以下は、紫陽花について;
アナベル(アメリカノリノキ) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea arborescens cv. annabelle
アナベルは、原種アメリカノリノキ”arborescens”の園芸品種。
世界中で栽培されている耐寒性の品種。葉は、長さ8~18㎝の卵形。
花は白色の装飾花のみで散房花序に多数つき、花序径は20~30 cm。

ガクアジサイ(額紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. form. normalis (E.H.Wilson) H.Hara
別名: ハマアジサイ(浜紫陽花)
小さな粒のような花の周りに、装飾花と呼ばれる萼が額縁のように見え、ガクアジサイと名付いた。
大きな花弁のような装飾花だが、本物の花は中央にある両性花と呼ばれる部分。
4~6mmと小さく近寄らないと解らないが、4、5枚の花弁と雄蕊雌蕊がある。
栽培種のアジサイの原種で日本各地の海岸沿いの林内や林緑に自生する落葉低木。
葉は対生し濃緑色で光沢があり、葉身は10㎝位の楕円形で先が尖り縁に鋸歯がある。
装飾花は色や形に変化に富む。アジサイの母種。
ガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis は、
房総半島、三浦半島、和歌山県神島、四国(足摺岬)に自生する。

アジサイ(紫陽花)       アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla form. macrophylla
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla(狭義)
別名:ホンアジサイ
アジサイとは、日本に自生するガクアジサイ Hydrangea macrophylla form. normalis を
原種とする栽培品種。狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花を指す。
これに対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類している。
広義にはガクアジサイやセイヨウアジサイや新しい品種を含め
アジサイ(Hydrangea macrophylla) と称し、数百品種がある。
更には、セイヨウアジサイ Hydrangea macrophylla form. hortensia は、
ヨーロッパで品種改良されたアジサイとして園芸品種が多数ある。
アジサイ 属は日本に自生するガクアジサイを原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指す。
学名はHydrangea macrophylla form. macrophylla。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
Hydrangea macrophyllaは、萼紫陽花やセイヨウ紫陽花等、栽培種の総称。
アジサイは、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある。
山紫陽花やアメリカノリノキの園芸品種なども含められており、2000種以上もある。
とくにヤマアジサイはエゾアジサイ、アマチャ、ベニガク、シチダンカなどの変種が多く、
アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種も多い。
ジョウザンアジサイやカラコテンギ等を交配したニューアジサイと呼ばれる品種もある。
狭義のアジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)
散房花序は萼片の大きな装飾花だけからなり、普通、幅8~25㎝。
花は萼片が白色、青色、紫色、赤色、普通4個(3~5個)。
花弁は4個、長さ約3㎜。雄蕊は普通8個。種子はほとんどできない。
原種に近いものは葉が厚く、三角状鋸歯。雄蕊が明瞭。

ヤマアジサイ Hydrangea serrata var. serrata は本州(関東地方以西)、四国、九州に分布。
山林内のやや湿ったところに群生する。葉は先が長く尖る。花弁5個、雄蕊10個。
 ベニガク Hydrangea serrata var. japonica は日本で江戸時代から栽培されている栽培種。
葉はヤマアジサイに似る。花は装飾花が白色から次第に紅色に変わり、萼片に鋸歯がある。
 アマチャHydrangea serrata var. thunbergiiの特徴。
装飾花の萼片が円形に近く、先が丸く、萼片が重なり合う。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea quercifolia W.Bartram
北アメリカ原産の栽培種、秋に紅葉する。園芸品種が多数ある。
Snowflake種は日本でよく植えられている八重花の品種。
Snow Queenは一重花の花が大きく、密につき、秋になると葉が赤く紅葉する。
原産地での高さは2~3m、大きいものは高さ8m近くになり、
地下に走出枝を伸ばし群生する。
葉は対生し3~7個の尖った裂片があり、大きいものは柏状の葉形になる。
これが和名の由来。葉表は暗緑色っぽい。葉は秋に黄色~赤色に紅葉する。
枝先に円錐花序を上向きに出し、花を多数つける。花は初期は緑色を帯び、乳白色。
徐々にに紫色を帯び、タン色~赤さび色に退色して冬まで残る。
原種は外側に装飾花を多数つけ内側に両性花がつくが、園芸品種は装飾花だけが多い。

ノリウツギ Hydrangea paniculata も栽培され、園芸品種が多数ある。
葉に切れ込みはない。
円錐花序に装飾花だけがつき、柏葉紫陽花に花序が似ているのがピラミッドアジサイ。
'Grandiflora'= form. grandiflora は装飾花だけの品種、ミナヅキ(ノリアジサイ) と言われる。

「令和参年(皇紀2681年)7月4日、記」





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