《眼福(122)“梅雨期の植物(3)!?!”❖21-144❖》

《眼福(122)“梅雨期の植物...
ニワゼキショウ(庭石菖) アヤ... ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
別名: 草あやめ




《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(3)❖2021/5/22❖》
ニワゼキショウ(庭石菖);
道端や芝生の中に茎高10cm程、5~6mmにも満たない小さな花を付ける。
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間。小さくも葉の形はアヤメに似る。
茎は扁平で、葉は線形をしており、基部は茎を抱く。
茎の頂に、へら形の2つの苞から散形状に2-5個の黄紫色の花を咲かす。
花被片は青紫色、紅紫色または白紫色で紫色の筋があり中心部は黄色。
6枚の花被片はほぼ同形。花被片の下部と子房は腺毛がある。
*      *       *      *       *
表題では“梅雨期”と記しているが、実際には梅雨入り前である!?!
目的の探しものヒメコバンソウは、見つけられなかったが春らしき光景は観れた。
花の開花が早まっているなぁ~、と思うも華麗に群生する姿は癒やしそのもの。
国道1号線(神奈川県内)の中で緑環境・かつての富豊かな個人庭園が保存されてる。
そんな庭園が、無料で公開されている。庶民には嬉しい限りである。
今の季節、色々な種類の紫陽花が見られ楽しみに、訪れている庭園である。

文芸での植物関連を資料としてみると、これ又楽しい。
徳富蘆花「春の暮」(1912.5.26、『みみずのたはこと』所収、岩波文庫本)より以下。
庭石菖、またの名は草あやめの真盛りである。
茜(あかね)がかった紫と白と、一本二本はさしてめでたい花でもないが、
午の日を受けて何万となく庭一面に咲く時は、緑の地に紫と白の浮き模様、
花毛氈(はなもうせん)を敷いたように美しい。
見てくれる人がないから、日傭(ひよう)のおかみを引張って来て見せる。
草あやめの外には、芍薬(しゃくやく、シャクヤク)、
紫と白と黄の渓蓀(あやめ、アヤメ)、薔薇(ばら、バラ)、
石竹(せきちく、セキチク)、瞿麦(とこなつ、セキチクの一品種)、
虞美人草(ぐびじんそう、ヒナゲシ)、花芥子(はなげし、ケシ)、
紅白除虫菊(アカバナムシヨケギクとシロバナムシヨケギク)、
皆存分に咲いて、庭も園も色々に明るくなった。

「令和参年(皇紀2681年)5月23日、記」


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《眼福(121)“梅雨期の植物(2)!?!”❖21-143❖》

クサフジ(草藤) マメ科(Fa... クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Vicia cracca L.
別名:ウマゴヤシ

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(2)❖2021/5/22❖》
クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae) 「令和参年5月22日境川土手」
フジに似るが、木の仲間ではなく草類。自生種(在来種)でもある。
日当たりのよい山野の草地などに生える蔓性の植物。
茎高は、80~150cm、茎上部の葉のわきから花柄をのばし、総状花序を出す。
木の藤の花序は長く垂れ下がり上から順に花を開いていくが、
クサフジは花序を立て、花序は長さ3~10cm、花は一方にかたよって付く。
蝶形花は、紫色~青紫色~赤紫色で細長く、旗弁は上方にそり返る。
*      *       *      *       *
気晴らしに、俣野別邸を訪ねた。土曜日だからか、散策者・犬の散歩姿があった。
中に老女の一団が植物撮影の為に匍匐前進のような行動には笑えた。
これだから散策路を作りたい(制限したい)と思っても不思議ではない。
芝地を草原風に時間を掛けて自然植生に戻そうとの管理者の意向が見える。
数年立っていることで、ヒメコバンソウが顔を出していないかと探したが☓。
あの老女達は、自然発生する植物に配慮なんて思わないだろう、と苦笑した。
皆、三脚は持っている。何故使わないのか?? 
帰り道、思い立って境川のある場所を思い出し、花探しに散歩してみた。
クサフジがこんな場所に、、、、川べりの土手に咲いている(6年ぶりに確認)。
「令和参年(皇紀2681年)5月22日、記」




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《眼福(120)“梅雨期の植物(1)!?!”❖21-142❖》

ヒメコバンソウ(姫小判草)  ... ヒメコバンソウ(姫小判草)     イネ科(Poaceae)
学名:Briza minor L.
別名:スズガヤ
《眼福(120)“梅雨期の植物...
レンプクソウ(連福草)    ... レンプクソウ(連福草)       レンプクソウ科 (Adoxaceae)
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる強い草(1)❖2021/5/21❖》
ヒメコバンソウ(姫小判草) ;「令和参年5月21日自宅」
コバンソウ の花穂は2~3cm、だがこのヒメコバンソウは5~10mmとかなり小さい。
毎年、姿を表す。コバンソウは結構あちこちで見るが、姫は見つけるのに苦労する。
コバンソウの形に比べ、こちらは石器の矢じりのような形をしている。
茎は繊細でよく直立すると思うほどだ。我が家に見る茎高は10cm位。
葉は、長さ6cm位(我が家の)、幅は、2mm位で線状披針形をしている。
花序は円錐状、細い枝がまばらに開き下垂した小穂をつける。その姿はきゃしゃ。
小穂は三角状卵形、長さ幅ともに3mm位、5〜6小花をつけている。

レンプクソウ(連福草);「2019年5月10日北茨木市(撮)」
茎の先端に4方向を向いた花、その上にもう一つ天を向いた花の五輪の花を付ける。
この姿をして、別名の様にゴリンバナ(五輪花)と呼ばれている。
背丈10cm、頭花の大きさ1cmほど、目立たない花。
5個の花がサイコロのような立方体をつくる!!なんとも面白い花。
上を向いた花が先に開花する。面白いのは、横の花は花弁が5つに裂けてるが、
上の花は4つに裂けている。根生葉は2回3出複葉で長い柄がある。 
小葉は羽状に中裂し、茎葉は小さく、1対が対生する。花は黄緑色で直径4mm。
若草色と言った方が適切かもしれない。
ゴリンバナ(五輪花)という別名、オリンピックを連想してしまう。今年は、特別に。
*      *       *      *       *
気分は、梅雨に入ったって感じた早朝
野良猫ちゃんが遊びに来た。
庭は、野っ原のように野草(家人は雑草呼ぶ)が風にゆれていた。
そんなところで、のらちゃんは草と遊んでいる。野草もおつなものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月21日、記」
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《眼福(118)“梅雨きたる!?!”❖21-140❖》

多分、スイカズラと思う!?! ... 多分、スイカズラと思う!?!
スイカズラ(吸葛)       スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera japonica Thunb.
別名: キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
ヒメイヌビエの葉だと思うが(手... ヒメイヌビエの葉だと思うが(手前)雨露が見え、後ろの一薬草の蕾が健気に見えた。
一薬草の蕾が下向きに。。。いよ... 一薬草の蕾が下向きに。。。いよいよ開花の準備か。又、萼片の形もはっきりしてきた。

《5月半ばの泉の森❖2021/5/16❖》
スイカズラ(吸葛);
花が白色から次第に黄色になるのでキンギンカ(金銀花)という別名がある。
ヒメスイカズラ や ヒョウタンボク 、 ハナヒョウタンボク、蔓性の仲間。
花の筒の奥に蜜があり、これを吸って蜜を吸うというのが名前の由来。
別名のニンドウ(忍冬)は、常緑だが葉が茶褐色になって冬を越すことから。
蔓は太くなると木質化し、枝は中空になる。葉は対生し長楕円形で先が少し尖る。
葉表は粗毛が疎らにあり脈上に腺毛がわずかにある。葉裏は脈が盛り上がり多毛。
葉柄にも毛や腺毛がある。葉形や毛の量には変異が多い。
枝先の葉腋に甘い芳香のある花を2個ずつける。初め白色、又は僅かに淡紅色を帯びる。
それが、しだいに黄色に変わって行く。花は唇形で細い花筒の先が大きく2裂する。
上唇は4裂、下唇は広線形。雄蕊は5個、雌蕊は1個で花冠から長くつきでる。萼は5裂する。
苞は、葉状。よく似たハマニンドウは苞が小さく、葉柄など無毛、葉裏は粉白のものが多い。
*      *      *      *      *
今年は、早くも関西では、梅雨入り宣言をした。
関東は、未だ梅雨入り宣言はないが、気分は“梅雨に入った”。
身近な泉の森(里山!?!)で毎年観察を続けてる植物。。!
この時期、楽しみにしているのが“イチヤクソウ(一薬草)。
この小さな花、花芽が見えてから開花するまでが長い。
日曜日・雨模様・・・だれとも会わないだろう、とでかけた。
やはり散策している人の姿は無かった。
一薬草を目指すなら小径を行くのだが、一般道を行った。
すると、スイカズラ(吸葛)と思しき樹花が見えた!!
ラッキーだった。一薬草は、漸く萼片がはっきりと。
梅雨には早い!! でも、らしき空模様だった。
「令和参年(皇紀2681年)5月19日、記」




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《眼福(117)“環境保全(8)!?!”❖21-139❖》

《眼福(117)“環境保全(8...
《眼福(117)“環境保全(8...
「藤沢えびねやまゆり園」は、こ... 「藤沢えびねやまゆり園」は、こじんまりとした野草園。野草・樹木・竹林の共存が見れる所。
《眼福(117)“環境保全(8...
この野草園、周辺環境も含めてこ... この野草園、周辺環境も含めてこの先、如何に変化していくか興味深々。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(8)❖2021/5/8❖》
自然環境って川の流れ同様に一瞬一瞬で異なる。前年と今年では違う。
以前よりこの場所で育っていた在来種に加えて栽培種がそこで共存。
場所的特性!!整えるではなく、自然植生に基づき里山を再生して行く!!
自然・植生も活きている。外来種を排除するのではなく共存させ活かす。
画一的貧化という言葉がありますが、片寄ってしまうと全滅に至る!?!
園芸種は、人の手が加わったもの。里山と呼ばれる所も人の手が。。!
自然保護って外来物排除ではなく、その土地その土地潜在特性を活かす事。
試行錯誤でこの先、10年後の「藤沢えびねやまゆり園」の経過が楽しみだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月18日、記」



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《眼福(113)“環境保全(3+1)!?!”❖21-135❖》

ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツ... ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
高原(大草原)の群落は、迫力あ... 高原(大草原)の群落は、迫力あるが、こじんまりした庭園的場も趣ある。
柵で園内外と仕切られているが、全体的で里山感がある。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(5)❖2021/5/8❖》
ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.
Hemerocallis esculenta Koidz.
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
名前は花が黄色で、葉が カサスゲ の葉に似ることから。
日光国立公園の霧降高原、戦場ヶ原、尾瀬などに多い事で名前がついた由。
夏を代表する植物だが、奥蓼科霧ヶ峰(車山高原)は、群生数、密集度は日本一。
7月末に広大な高原全体が黄色一色の禅庭花で染まり魅せてくれる。
この花は、紆余曲折でススキノキ科(旧ユリ科)から分割された“APGⅣ(2016年)”。
ススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)からツルボラン科 (Asphodelaceae) に改められた。
葉は長さ60㎝位、幅約2㎝。花茎高は、70㎝前後、花序は短縮し花が3~6個、密集して付く。
花柄は短柄。花弁は6個、長さ7~8㎝、橙黄色~濃黄色。朝開いて夕方にしぼむ。
学名はHemerocallis esculenta Koidz.[1925 小泉]、
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi [1949 大井]、
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.[1964 北村]
以上のように変遷があり、まだ統一されていない。
高原での大集落は、見応えがあるが、里山の狭い空間での禅庭花も趣がある。
「令和参年(皇紀2681年)5月14日、記」







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《眼福(110)“環境保全(1)!?!”❖21-132❖》

《眼福(110)“環境保全(1...
ガンゼキラン(岩石蘭) ラン科... ガンゼキラン(岩石蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Phaius flavus






《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(2)❖2021/5/8❖》
ガンゼキラン(岩石蘭);
日本の野生蘭の中でも実に艶やかで大きな花、遠目にはキエビネにも見える。
近づくと花の形が異なるのではっきりと分る。よく常緑広葉樹の林床に生える。
地際の茎が肥大して円錐体の球茎((球根のようなもので、バルブ)を作る。
古いものから順に並び、新しいものは3~5枚の葉をだす。
葉は長さ40cm、幅10cm程にもなる。球茎は半分地面に埋まっている。
大人のこぶし大もある球茎が、ごつごつしている事でガンゼキラン(岩石蘭)と名付いた。
晩秋には球茎の脇に翌年生長する芽をつくり、冬は葉を付けたまま休眠する。
初夏に球茎の横から花茎を40-60cm伸ばしてその先に10輪前後の花を咲かせる。
花は、黄色で中心にある唇弁(花びらのフチ)が赤褐色に縁取られる。
唇弁に縁取りが入らないものや、白花などの変種もあり色々と栽培され始めた。
葉に縦じわがあり 黄白色の斑点が入るものをホシケイラン f. punctatusと言う。
ここ藤沢えびねやまゆり園では、地道に株分けしながら植栽、今が在るのだろう。
自生が絶滅危惧に瀕してる中、ガンゼキラン群落が見れるのは嬉しいに尽きる。
潜在的適正土壌でもあったのだろう。が、管理整備されておられる方々のお陰だ。
「令和参年(皇紀2681年)5月11日、記」





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《眼福(109)“自然環境とは!?!”❖21-131❖》

《眼福(109)“自然環境とは...
エビネ(海老根)      ラ... エビネ(海老根)      ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(1)❖2021/5/8❖》
エビネ(海老根);
山地の林内や竹林などに生える。偽球茎は球状で、横に連珠状になる。
葉は長さ13~25㎝、幅3~9㎝の披針状惰円形、幅が広く、根生する。
葉の間から30-40cmの花茎を出し、8~15個の花をつける。
花は径2-3cmで平開、萼片は2個で紫褐色。側花弁3個と唇弁は淡紫色。
萼片と合わせて5個の側花弁のように見える。唇弁は、先が3分裂する。
日本原産自生種には、 キエビネ 、 サルメンエビネ 、ニオイエビネ等がある。
*         *         *
「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」
藤沢市遠藤地区に残された田園の自然景観と地域農業の活性化、
これを目標に2015年に山野草園として開園された里山的谷間。
この野草園に初めてお邪魔して以来、此処での整備処方に共感を持った。
里山周辺の土地環境、而して潜在能力を併せての植栽が見られる。
植栽と潜在能力の適合を試行錯誤されている園整備者に感謝で一杯。
「令和参年(皇紀2681年)5月10日、記」






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《眼福(105)“泉の森散歩!?!”❖21-127❖》

花筏の種子!! 花筏の種子!!
花筏に可愛い新芽(葉)が見えた... 花筏に可愛い新芽(葉)が見えた。


《“里山の風情(1)!?!”❖2021/5/4❖》
世の中、外出自粛が求められている時だが、里山さんぽなら!?!
って出掛けている。泉の森も春爛漫である。
今年は、キンラン・ギンランがあちこちで見られた。増えたぁ~~~!
この時期、例年、どこかに出掛けており地元は歩いていない。
定点観察をしている花筏の樹。早くも種子が育っている。
毎年花の開花が早まっているのは何故!?!
「令和参年(皇紀2681年)5月6日、記」





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《眼福(104)“端午の節供!?!”❖21-126❖》

《眼福(104)“端午の節供!...
我が家の玄関、孫の初節供を思っ... 我が家の玄関、孫の初節供を思って飾った可愛い人形。

《“至福の懐い!?!”❖2021/5/5❖》
端午の節供、こどもの日、皐月晴れ、これ等の表現がとっても似合う5月5日。
僕にとって今年の5月5日は、 感慨深く昔を思い出し、感慨深い日となった。
今年も連休の間に、山での事故報道を目にして、とても心が傷んだ。
遭難事故は、現場にいた者でないと。。。一般論で専門家が指摘して欲しくない。
マスコミ報道者は、真摯に事故を分析し、より良き登山への提言をしてほしく思う。
遭難事故の報道に、自分の青春時代が重なって辛い部分もあったが、、、。
冬山経験(高所登山)がない(僕の事)者が、3月の穂高岳奥又白を登る??
そこで雪崩遭難、無謀のひとことだった!!先輩がなくなり新人が助かった。
僕にしてみると複雑、今でも参加を許してくれた先輩たちに感謝してる。
以後、山行を重ね、夏の欧州ALPSで凍傷、足指を切る所だった。
その翌年の5月連休、剣岳・三の窓合宿に参加できた。合宿は、厳冬と夏が一緒??
猛吹雪の翌日は、夏模様で八ツ峰の壁々を連続登攀でき最良の思い出。
下山は、落っこちるように三の窓雪渓をグリセード、黒部の十字峡~黒四ダム。
登山したものでなければ分からない世界だ。あの頃は、経験だけが頼りだった。
今は、装備にしろ気象情報にしろデータは豊富だ。今の岳人は、天気図など書かない。
色々あって、黒部丸山東壁で墜落事故で身体を痛め10年も山行を諦めた。
その間に結婚、男の子に恵まれた。その子(15歳)とアルプスの名峰Mに登れた。
それを最後に登山らしいことをしていない。そんな我が子に待望の男の子を授かった。
その孫の初節供。僕の半世紀が走馬灯のように駆け巡った。
「令和参年(皇紀2681年)5月5日、記」



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