“春や草!?!”《襍感・/・点描‘16-20》

ミスミソウ(三角草) キンポウ... ミスミソウ(三角草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Hepatica nobilis var. japonica
Anemone hepatica L. var. japonica (Nakai) Ohwi
別名: ユキワリソウ(雪割草)
こちらは、スハマソウ(州浜草)... こちらは、スハマソウ(州浜草) か???
学名:Hepatica nobilis var. japonica f. variegata
別名・別読み: ユキワリソウ(雪割草)、ミスミソウ
イカリソウ(錨草) メギ科(B... イカリソウ(錨草) メギ科(Berberidaceae)
学名:Epimedium grandiflorum Morr. var. thunbergianum (Miq.) Nakai
ウラシマソウ(浦島草) サトイ... ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科(Araceae)
学名:Arisaema urashima H. Hara


三寒四温なのだろうか?? 気温変化が複雑!
桜の開花も入り乱れているようだ、列島的に^^)。
地表近くを眺めると、野草はしっかりと、順繰りに、顔を見せ始めた。

ミスミソウ(三角草)
落葉広葉樹林の林床に生える多年草。径約1-1.5cmの花を咲かせる。
色は白色・淡紫色・淡青色・淡紅色。
自生地は本州(中部地方以西)・九州北部
絶滅危惧ランク≪準絶滅危惧 (NT)≫種である。

早春に雪を割るようにして咲く雪割草の由来だが同名にサクラソウ科にもユキワリソウがある。
山岳地での「野の花」・・春一番だ。

三角草の花弁は、6枚~7枚以上と色々だ。色も白~赤~青と色が多い。
同族種にオオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウがある。
スハマソウ(州浜草)
ミスミソウの変種で、葉先がミスミソウは尖るのに対し、スハマソウは丸まっている。
スハマの名は、堆積した土砂が水面上に現れた洲で入り江を構成したものを「州浜」と呼び、
葉の形がこれを意味するというのが通説だが、葉の模様にも着目したい。
ミスミソウ等が、ユキワリソウと別名されるは! 
関東平野に降る遅い春の降雪頃に一致する。その光景にミスミソウはぴったりだ。

イカリソウ(錨草)
高さ20-40cmの夏緑性の多年草。葉は、広卵形で薄い紙質の小葉を出す。
成長した葉の表面は無毛で、裏面には微毛があり多くは粉白色を帯びる。
花は直径4~5cm、葉より早く、あるいはほとんど同時に開く。
花びらの基部から距と呼ばれる細い管が四方にのび、先の少し膨らんだ部分に蜜がある。
明るい雑木林や杉林、土手の草むらにかたまって生えている。
紅紫色または白色の錨を思わす特徴的な花が咲き、夏や秋には三つ股に枝分かれする葉が見える。
花の形が船の碇(錨)に似ているので名付けられた。花色は白、クリーム、淡紅色、淡紫色等がある。
昔から強壮剤として有名、今でもユンケルに使われている由。
錨草の仲間;白花イカリソウ・常盤イカリソウ・梅花イカリソウ・穂咲イカリソウ・黄花イカリソウ。
薬草としても知られ、効用は強壮、強精、血圧低下、健忘症防止などとても用いられる。
酒として飲まれる。放杖草とも棄杖草とも呼ばれる(飲めば元気になり老人も杖はいらない意。


ウラシマソウ(浦島草)
同じサトイモ科テンナンショウ属には、マムシグサ、ムサシアブミ、コウライテンナンショウ、
アムールテンナンショウ、ヒロハテンナンショウ、ホソバテンナンショウ、ミミガタテンナンショウはある。
高さ30~60cmで球茎には子球が放射状に5列に並び、春から晩春に地上に葉と花序を展開する。
普通、葉は一枚で偽茎部が短く、小葉は11~17枚ある。
本州西部から九州、および朝鮮半島南岸の島には母種の南国ウラシマソウがある。多年草。
北海道(南部)・本州・四国(北部)の林下や林縁に自然分布している。
日本固有種。花穂の先が糸のように細長く伸び垂れ下がっている。
この形態を浦島太郎の釣り糸に見立てた名ずいた由。不思議な姿だ。近縁種にヒメウラシマソウがある。

*  *  *  *  *  *  *
なんだかんだ・・・と雑務に追われ野の花をめでる機会が少ない。
現役引退したはずが・・・お声がかかる内が花だ^^)なんて思って散歩出来ることに感謝。
全き同じ場所に姿を見せるのだが、微妙に姿は変わっている。この微妙感がいい!!


「大和市泉の森 2016/3/21」

#ブログ #花

ワオ!と言っているユーザー

“春めき!”《襍感・/・点描‘16-19》

アシガラザクラ(足柄桜) バラ... アシガラザクラ(足柄桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus 'Harumeki'
「 ハルメキ(春めき)」と品種登録されている。
踊っている・・・!! 踊っている・・・!!
落葉の絨毯の上に1本だけ見える... 落葉の絨毯の上に1本だけ見える。
当日は、曇っており観賞者もいなくて。。。
しばし佇んでしまった^^)。

愈々!!の季節到来。各地で盛り上がり始めるだろうか!!

全国区的に、早咲き桜は「河津桜」が知られているか???
神奈川県内では、「玉縄桜」が最初で次に「河津桜」ではなかろうか。
その次に咲き始める桜に「神奈川特産園芸種、春めき」がある。
この桜、ほのぼのと瀟洒^^)。ここ数年原木を拝みに行っていない。

花・樹の由來を記して見ると、
アシガラザクラ(足柄桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus 'Harumeki'
「 ハルメキ(春めき)」と品種登録された。
農林水産植物品種登録によると;
春めき【ハルメキ】(観賞樹)
※登録写真はありません 登録番号 第8100号※
登録年月日 2000年 3月 30日
農林水産植物の種類 さくら
登録品種の名称及びその読み 春めき、 よみ:ハルメキ
品種登録者の名称 古屋富雄
品種登録者の住所 神奈川県南足柄市(以下略)
登録品種の育成をした者の氏名 古屋富雄
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は,出願者の親戚が所有する無名実生種の枝変わりであり,
花は一重咲で淡紫ピンクの地色に紫ピンク色のぼかしが入る中輪花である。
樹形は盃状,樹高は亜高木性である。樹幹の色は灰褐色,皮目及び枝の太さは中,色は灰褐色,分枝性は中である。
葉全体の形は楕円形,先端の形は尾形鋭尖形,基部の形は円形,葉縁(鋸歯)の状態は浅,鋸歯の形は二重鋸歯,
先端は鋭形,葉の長さ,幅及び厚さは中,蜜腺の有無は有,位置は葉柄上部及び葉身基部である。
花序の形は散形状,花数は多である。蕾の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9505),
花の向きは横向き,形は一重咲,開き方は平開形,大きさは中輪,
花の色は淡紫ピンク(同9501)の地色に紫ピンク(同9503)のぼかしが入る,
花弁全体の形は卵形,花弁の切れ込みは少,基部の形は鈍形,花弁の脈の色は目立たない,数は5枚である。
雌ずいと雄ずいとの長さの比は同,雄ずいの数は中,がく筒の形は盤状形以外,盤状形以外のがく筒の形は鐘形,
がく筒の毛は中,がく裂片の形は広卵状三角形,花柄の長さは極短である。
花の香りは有,通常開花期は早で,育成地(神奈川県南足柄市)では3月中旬である。
「ケイオウザクラ」と比較して,葉全体の形が楕円形であること,花の香りが強いこと等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は,平成3年に神奈川県南足柄市の出願者の親戚が所有する無名実生種から枝変わりを発見,
以後,出願者のほ場(南足柄市)において,増殖を行いながら特性の調査を継続し,
8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したもので、出願時前の名称は「足柄桜」であった。

      *    *    *    *    *    *    *    *    

足柄桜の発祥・育成の地、南足柄市の狩川の両岸に約700mの遊歩道「春木径(はるきみち)」、
「幸せ道」、それと開成町側のふくざわ公園等で「春めき」と「菜の花」が同時に咲き誇る。
3月中旬頃が、見ごろ。堤防上の遊歩道(1周 1.5km)を富士山を背景に咲く花を愛でるのです。 
南足柄市は、神奈川県の西端に位置している東西約12km、南北約9kmの広がりを持っている。
北は山北町、東は開成町、南東から南にかけて小田原市及び箱根町に、西は静岡県小山町に接しており、
都心から約80km、横浜から約50kmの距離にある。
狩川沿いFUJIFILM工場の東側「春木径(右岸)と幸せ道(左岸)」(狩川大泉河原橋より神崎橋の両岸)
南足柄市は、「足柄山の金太郎」のふるさととして有名だが、足柄山という山は存在しない^^)。
南足柄市の最高峰の金時山(1213m)を中心として、
東方の明神ヶ岳にのびる箱根外輪山、矢倉岳(870m)などを総称して「足柄山」と俗称している。
金太郎は、この山々を自分の庭のようにして、山に住む動物たちと遊んだと伝わる^^)。
3月中旬頃にソメイヨシノよりは一足早い「春めき桜」が見頃を迎える。
春めき桜は、南足柄市内の農家などで彼岸の頃に咲いていた桜の枝から育成し品種登録された新しい桜。
カンヒザクラとシナミザクラの交雑種の一つとされており、従来は足柄桜と呼ばれていた。
狩川右岸の「春木径」の由來;
南足柄市名誉市民であり、富士フイルム株式会社の創設者であった
春木榮氏が平成12年(2000年)10月25日に101歳で逝去された。
春木榮氏は、南足柄市勢の発展と富士フイルム株式会社の伸展に大きく貢献された方。
春木榮氏が尽くされた偉業を偲び、永く後世に伝えるため、
この創業の地に101本の「春めき」桜を植裁、憩いの場とし、この地を「春木径」と名付けられた由。
今では、見事な桜並木に成長している。その5年後に対岸にも植えられ、現在は171本になった。
よくよく見ると対岸、幸せ道の桜の木は、小ぶり、5年の差が現れている。
春めき桜は、例年、3月中旬に見頃を迎えるらしい。今年はどうだったのだろうか??
春めき桜は淡いピンク色だが、満開を過ぎるとピンク色から白色へと変化するらしい。
春めき桜も河津桜と同様に8分咲きの頃が一番の見頃かもしれない??

JAかながわ西湘の福沢総合選果場の丘陵斜面にも春めき群が見られる。
丘陵の斜面に雛壇のように植えられており、一味違った桜風景を楽しめる。
ここに植えられている春めき桜は、有志が植樹したものだそうだ。
春めき桜の根元には植樹した人との名前が書かれている。
「結婚記念 ****」と書かれている春めき桜もあったりして。

「春めき」桜の特徴に、香りがある・・・控え目だが。
宴・・・闌を離れて、静かにひっそりと楽しめる「春めき」桜である。
「春木径」にて拝みたいのだが、、今年もまた近間の公園で拝んだ。

「綾瀬市城山公園 2016/3/12」


#ブログ #花

ワオ!と言っているユーザー

“2011/3/11・・そして今”《襍感・/・東日本大震災3》

凄い!?!言語に絶する。 凄い!?!言語に絶する。
鉄道車両が?? 鉄道車両が??
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...
“2011/3/11・・そして...


「明日は、我が身」!?! 忘れまい、あの凄惨さ。
災害は、忘れた頃にやってくる!!
首都圏・東海地方にも及ぶとされる「大地震」。
いつ、起こっても不思議でないとも言われている。
被災された方々の支援は、当然だが、
同時に我々も有事の際を想定して防災対策を講じなければいけない。
神戸・淡路大震災の時、東日本大震災で亡くなった後輩たち。。。
彼等は、神戸・大阪の友人たちの支援に出向いていた。
その時の教訓は、役立っていただろうか???
まさか・・・!!あのような津波が襲って来るなどと誰も想ってはいなかった。
先の2つの大震災を我々は、肝に命じ充分すぎる対策を講じなくてはいけない。

5年たった今、改めて「防備」を思うのである。

職務を全うして亡くなられた知人達、逃げきれず無念の涙を飲んだとも達、
謹んで哀悼の意を呈し、彼等の子・孫達、家族の支援を続けたい。





#ブログ #東日本大震災

ワオ!と言っているユーザー

“被災地の動物たち”《襍感・/・東日本大震災!!2》

“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
“被災地の動物たち”《襍感・/...
・・・以上、河北新報記事より・・・
#ブログ #東日本大震災

ワオ!と言っているユーザー

“PSPの皆さんに感謝”《襍感・/・東日本大震災に思う1》

“PSPの皆さんに感謝”《襍感...
以上・・河北新報記事より 以上・・河北新報記事より

『2011年 (平成23年) 3月11日(金)午後2時46分 東北地方太平洋沿岸に発生した大震』
東日本大震災から5年を以ってしまった。11日には、被災各地で追悼式典が行われたが、
上記新聞記事を読むと我々首都圏人の支援、もっともっと地道に継続しなくては、と思う!!

3月10日、北茨木の山村を訪ねた。そこは、生活道路が未だ未整備だ。
大震災時の崖等の崩落で主要道路から山里に向かう枝道は、全く修復されていない。
震災後に林の中を整備して近道を整備した。軽自動車1台が通れる道幅の道路。
ボランテイア協力のもと整備した道のみが、未だ唯一の生活道路だ。
実際に住居10戸に満たない場所だが、道路整備は後回し。こんな実情の所もある。
東日本大震災は、津波被害が大きすぎ・・・酷すぎて、
マスメディアも小さな地すべり・山崩れ等の災害は余り掲載していない。

津波被害で町全体が崩壊してしまった各市町村は、漸く復興(物的に)にめどが付いた感じが見えた。
だが、5年の月日が過ぎても現状か!!それほどに酷い、言語に失する。
大人は、頑張るしかない。でも子どもたちの心のケアーが大変だ・・・と想ってきた。
そんな中で、若者、子供さん達に笑顔が見え始めた。しっかり前を見据えて生活している。
津波で亡くなった後輩、そのお子さん達と再開した。彼等の健気な姿を拝して、涙が落ちた。
あれこれ思いを持って帰宅した。ブログルを開いて、目の前の文面、嬉しかった、感謝の念で一杯です。
僕は、被災者でもなく、この5年の間、少し、関わって来ただけの人間だが、当事者のように嬉しかった。

『この未曾有の災害から5年。PSPinc社員一同、謹んで追悼の言葉を申し上げます。
私たちはこの災害を風化させることなく、語り継いで参ります。
私たちは、PSP Children's Foundation を通じて、災害に被災した子供達のサポートを続けて参ります。』

生意気、且つ微力過ぎて口憚るが、「継続は、力なり」と痛感してる、お世話になっているブログルです。
内倉さん初め、尽力頂いている皆さんに改めて感謝、厚く御礼申し上げたく存じます。



#ブログ #東日本大震災

ワオ!と言っているユーザー

“春らしい花々!”《襍観・/・点描‘16-18》

ナノハナ(菜の花) アブラナ科... ナノハナ(菜の花) アブラナ科《Brassicaceae (Crucifera)》
学名:Brassica rapa var. amplexicaulis、Brassica napus L.
別名:アブラナ(油菜)、ナタネ(菜種)、西洋油菜
マンネンロウ(迷迭香) シソ科... マンネンロウ(迷迭香) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Rosmarinus officinalis
   Rosmarinus officinalis L.‘Hinoharu Blue’
別名:ローズマリー ‘日野春ブルー’、 ローズマリー・ホワイト

啓蟄(今年は、三月五日)も過ぎ「冬籠りの虫が這い出る」頃となった。
花を愛でるだけではなく色々な花の背景を想って見たいと。。。!
資料の寄せ集めだが、勉強・・自分のためにも認めてみたい。
 
ナノハナは菜種油のアブラナ(油菜)と観賞用や野菜にするハナナ(花菜)の総称。
原産は、西アジア~北ヨーロッパ。野菜としては、弥生時代には渡来していた由。
食用にされたものが、後に照明用や食用の油をとるために栽培されるようになった。
明治初期に菜種油を採るためにヨーロッパから輸入もされ始めた。
1965年頃までは作付け面積も多くよく畑で見られたものだ。
現在は、余り栽培されていない。逸出したものが土手などで野生化している。
野菜用品種もあるが畑に植えられているのを花で見分けるのは難しい。
在来のアブラナと区別せずにアブラナと呼ばれることもある。
アブラナは葉が柔らかくて皺があり淡緑色。葉の基部は茎を抱く。
萼片が花時に開出し種子の色は黄褐色。
カンザキハナナは観賞用又は花芽を食用とするように改良されたもの。
葉に縮れが多く、12月から花が咲く。
カラシナ Brassica juncea (L.) Czern.もよく似ているが、
やや花が小さく、葉が茎を抱かない(セイヨウカラシナ)。
以下の野菜も変種として分類されていて、黄色の花がよく似ている。
学名に混乱が多いので注意が必要。
ハクサイ Brassica rapa L. subsp. pekinensis (Lour.) Hanelt、又は var. glabra Regel
カブ Brassica rapa L. var. rapa 
ミズナ Brassica rapa L. var. nipposinica (L.H.Bailey) Kitam. 
コマツナBrassica rapa L. var. perviridis L.H.Bailey
ノザワナ Brassica rapa L. var. hakabura Kitam.

*  *  *  *  *  *  *

マンネンロウ(迷迭香)と言ってすぐに分かる御仁は少ないと思われる。
ハーブとして英名のローズマリーがごくごく一般的と思うのだ。
地中海沿岸に自生。日本には中国経由で江戸時代に渡来したとされる。
香油をとったことから、中国名の「迷迭香」が和名になったらしい。
青色の濃い園芸品種、‘日野春ブルー’(マンネンロウ)が好きだ
枝は株が古くなると屡々下垂する。葉は線形、裏面が白い。前年枝に花を咲かせる。
ラテン語のRos Marinus(海の露)が語源。海岸の崖から滴るように花をつけることに由来。
花の特徴は、枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し鮮やかな青い唇形の花。
葉の特徴は、葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁は内側に巻いている。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は短い毛が生えていて白っぽい(何とも奇妙で面白い)。
そしてれっきとした樹木である。庭木として絶品でも在る。
30~200cm 立性のもの、そして匍匐性のものがある。


「藤沢市長久保公園 2016/2/21」

#ブログ #樹木 #花

ワオ!と言っているユーザー

“雛祭り”《襍感・/・凡声‘16-3》

アケビは、今も昔も輪飾り(今風... アケビは、今も昔も輪飾り(今風に言えばリースか)に用いられている。
2枚の画像吊るし雛の現代版だが... 2枚の画像吊るし雛の現代版だが、古布を使っている。
何ともユーモラスではないか!! 海が近いので魚がモチーフに。

三月三日は、「雛祭り・・女の子のお祭り」
五月五日は、「端午(たんご)の節句・・男の子のお祭り!?!
と我々年代は思っている。
女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事と教わってきた。
「男雛」と「女雛」、桃の花を飾って、雛あられや菱餅を供えたものだ。
白酒や寿司など家族で飲み食いをして楽しんだことを思い出す。
我々世代前後の人間(戦前戦後生まれ)は、和暦(太陰太陽暦)の行事を尊んだ!!
明治の改暦以後、グレゴリオ暦(新暦)でも3月3日を「上巳、桃の節句」と呼んでいる。
雪国地方では、旧暦3月3日に祝うようだ(東北・北陸など積雪・寒冷地に多い)。
旧暦の3月3日は桃の花が咲く時期であるため「桃の節句」とも呼ばれることが多い由。
「雛祭り」はいつ頃から始まったのか判らないが、歴史を見ると時代背景が垣間見れる。
古い時代の名残り「立雛」や「坐り雛」(寛永雛)これらは男女一対の内裏雛を飾っただけ。
時代が下ると人形は豪華さを増し十二単の装束を着せた「元禄雛」、大型の「享保雛」などがある。
だが享保年間に幕府によって大型の雛人形や豪華な雛人形が禁止された。
『御触書宝暦集成』十五では、「雛は八寸以下、雛諸道具は蒔絵は不可」とも。
江戸時代後期に「有職雛」とよばれる宮中の雅びな装束を正確に再現したものが現れ、
今日の雛人形につながる「古今雛」がとうじょうする。
武家文化の時代に「雛人形」は、宮中の殿上人の装束(平安装束)を模している。
この感覚が日本的文化・伝統文化であると思えるのだ。
古くから嫁入り道具のひとつとされたため雛人形を新たに求めるは母方の親家が担ったものだ。
現代日本では男雛を右(向かって左)に配置する家庭が多く結婚式の新郎新婦もそれに倣っている。
が、人形の配置の仕方は、近代前後で変化があり、それが現在も地域差として残っている。
壇上の内裏雛は内裏の宮中の並び方を模している。かつての日本では「左」が上の位であった。
人形では左大臣(雛では髭のある年配の方)が一番の上位で天皇から見ての左側(我々の向かって右)。
飾り物の「左近の桜、右近の橘」での桜は天皇の左側になる。
これは宮中の紫宸殿の敷地に実際に植えてある樹木の並びでもある。
明治天皇の時代までは左が高位という伝統があったため天皇である帝は左に立った。
明治の文明開化によって日本も西洋化し、後に最初の即位式を挙げた大正天皇は西洋に倣って右に立った。
それが皇室の伝統となり、昭和天皇はいつも右に立ち香淳皇后が左に並んだ。
それにならい、男雛を右(向かって左)に配置することが一般的となった。
現在でも畿内や西日本を中心に旧来の配置を続けている家庭もある。
社団法人日本人形協会では、男雛を向かって左に置くのを「現代式」、右に置くのを「古式」としている。
又、雛祭りが祝日でない理由;
江戸時代雛祭りは「五節句」のひとつとして「祝日として存在した」とされる。
しかし、明治6年の新暦採用が「五節句(=雛祭り)」の祝日廃止となって、
さらに「国民の祝日」より「皇室の祝日」色が濃くなった。
このため、戦後になって新たに祝日を作ろうとする動きが見られるようになる。
祝日制定にあたり3月3日の案や、新年度の4月1日の案も出ていたが、
最終的には5月5日の端午の節句を祝日(こどもの日)とする案が採用された。
北海道・東北をはじめ寒冷で気候の悪い地域の多い時期を避け、
全国的に温暖な時期の5月にしたというのが大きな理由のひとつとされる。
だが、祝い事行事、伝統的日本の行事としてもっと盛り上がらないものかと素朴に思う。
節句(せっく)は、中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦の一つであり、
伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日。
日本の文化・風習。節供(せっく)、古くは節日(せちにち)とも。
この日には、日本の宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれた。
年間にわたり様々な節句が存在しており、そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めた。
それが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句である。
「御節供」と呼ばれた節句料理はもともと五節句の祝儀料理すべてをいっていたが、
のちに最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すようになった。
そして、今日では「おせち」として、正月三が日もしくは七日の松の内の間に食べるものを指すようになった。
ただ、今日でも人日の節句の七草粥など「節句料理」として残っているものがある。
節句に飾られる人形(雛人形、五月人形など)は、節句人形(せっくにんぎょう)とも称される。
人日(じんじつ)1月7日(七草の節句・七草粥)。
上巳(じょうし)3月3日(桃の節句・雛祭・菱餅や白酒など)。
端午(たんご) 5月5日(菖蒲の節句・菖蒲酒。関東では柏餅、関西ではちまき)。
七夕(しちせき)7月7日(七夕・・たなばた、裁縫の上達を願い素麺[3]が食される)。
重陽(ちょうよう)9月9日(菊の節句・・菊を浮かべた酒など)。
・・・以上、内容は - Wikipediaより転載・・・

以前ブログルで伝承的雛祭り(つるし雛)を記したことがあった。
洋風な行事、催ものもよろしいが、和の美を思うこともよろしいのではないかって思う。



#ブログ #伝統文化

ワオ!と言っているユーザー

“St-Valentinstag”《襍感・/・凡声‘16-2》

バラ「ブルームーン」(薔薇) ... バラ「ブルームーン」(薔薇) バラ科(Rosaceae)
学名:Rosa‘Blue Moon’
ハイブリットティーローズ(強香)、藤色(薄紫色)
作出1964年;ドイツ Math.Ⅱ.Tantau 
20世紀を代表する青系の薔薇で世界中で好まれている品種。
バラ「オンディーナ」(薔薇) ... バラ「オンディーナ」(薔薇) バラ科(Rosaceae)
学名:Rosa‘Ondina’
ハイブリッドティーローズ、作出1986年:日本 小林森治
花弁が痛みやすく、デリケートな薔薇。

薔薇園芸種で最も好きな2品種。
ブルームーンは、異国で初めて頂いた思い出の花。
オンディーナは、母の育てた遺品。

§     §     §

日本では、2月14日「テルニの聖バレンタイン」が有名だが、
キリスト教を精神的な基盤とする西洋の歴史には、
もう一人の聖バレンタインが存在する。
<カトリック聖人ーレティアの聖バレンタイン>
レティアの聖バレンタインが生まれたのは歴史的にはゲルマン民族
大移動の頃、亡くなったのが西暦475年1月7日(南独のパッサウ)。
オランダ人(Niederlandと言う低地ドイツ語を話す北ドイツ地方出身、
北西ドイツと現在のオランダ周辺)。
レティアの聖バレンタインは修道会の任務で435年に南ドイツのパッサウ
(Passau)へ転勤になり司教として働いていた。
だがキリスト教に改宗したゲルマン民族信者がもたらした深刻な問題があった。
彼らの信仰は、ゲルマン民族土着神話の影響でキリスト教教義を歪めていた。
そしてイエス・キリストの神聖を認めないアリウス派に傾斜していった。
その為にレティアの聖バレンタインは、パッサウ教区から追い出され、
巡回司祭として各地を渡り歩いた末、
イタリア語を話す南チロル地方のツェノブルク村に留まり、
そこで当時は世間から阻害されて一定の地区に隔離されて生活していた障害者
(てんかん者、ライ病人などを含む)の為に献身的に生涯を捧げた。
<聖バレンタインの意味>
バレンタインはラテン語の名前で、「健康」や「丈夫」を意味する。
<何の守護聖人なのか?>
てんかん者、ライ病人、身体障害者、痛風病人、動物の疫病
レティアの聖バレンタインは今で言うマザー・テレサのように
病人の為に献身した聖職者だった。
1月7日の聖日は、余り知られていない。
キリスト教徒的に見ると日本で言う「テルニの聖バレンタイン聖日」
2月14日の「女性が男性にチョコレートを渡す日」??
これは、日本でのみ行われている単なるイベントでしかない。
西欧では、男性側からのプレゼントがほとんどである。
日本ではチョコレート屋さんが仕掛けた、と言われているが、
ドイツでは花屋さんと宝石屋さんが仕掛けたと言われている。
チョコレートを贈る習慣は聞かない。花は、薔薇が多い。
「義理チョコ」なんて・・・どなたが考えだしたのだろうか??
ドイツでは恋人や夫婦限定イベントであって。。。
女性・男性にかぎらず「義理チョコ」など贈ろうものなら・・!
「浮気をしよう」と誘われているように勘違いされてしまう。

「St-Valentinstag 2016/2/14」








#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

“猫・・視線!!”《襍観・/・点描‘16-12》

“猫・・視線!!”《襍観・/・...
“猫・・視線!!”《襍観・/・...

所用の帰り住宅街を散歩していると可愛い猫を見つけた。
名前は{あんこ」、知り合いである。
猫の目線・・・視線の先は!!
襲いかかる、捕獲するつもりではないだろうが??
振り返って見ると小鳥が柵にとまっている。
「ジョウビタキ」???よくわからないが可愛い小鳥。
しばらくすると裏の公園に飛んでいった。
追いかけパチリ。。。上手く撮れないものだ。
今年は、動くものも追いかけるか!?!
「大和市西鶴間 2016/2/13」


#ブログ

ワオ!と言っているユーザー

“旧紀元節”《襍感・/・点描‘16-11》

『陽いづる国 大和うるわし』 『陽いづる国 大和うるわし』

紀元節の日付は、『日本書紀』にある神武天皇が即位したとされる日。
(辛酉年春正月庚辰朔)
「辛酉年春正月庚辰朔」をグレゴリオ暦にすると、紀元前660年2月11日に当たる。

「建国記念の日 2016/2/11」



#ブログ #祝日

ワオ!と言っているユーザー

×
  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ